2004年11月
2004年11月21日
2004年11月13日
クラリネットの生演奏とイタリアワインでハッピー!
祇園にあるイタリアン・レストラン「アペルトゥーラ」で音楽とイタリア料理&ワインを楽しもうというイベントに参加してきました。今回の楽器はクラリネットです。そして、料理とワインのテーマは、ローマ。松原シェフが料理の説明を、ヴィーテ・イタリアの高岡さんがワインの解説をしてくださいました。まずは、ローマの北にある「エスト・エスト・エスト・ディ・モンテフィアスコーネ」(ビージ社)、次にローマのすぐ東にある「フラスカーティ・スペリオーレ」(ピエロ・コスタンティーニ社)の白ワインからスタートです。どちらも、一般的には安くて軽いワインなんですが、今回は共に充実した上質なワインでした。やはり、高岡さんのセレクションはさすがですね。並のワインとは一線を画した満足できる味わいでした。個人的にケース単位で買ってもいいかなと思うほどです。フラスカーティの方が、よりまろやかで深みのある味わいで、とても気に入りました。料理は、まずはカルチョーフィ(アーティチョーク)、2皿目は、車エビとズッキーニの花のフリット(モンコウイカとホタテを細かく刻んだものが詰められています)。車エビのまろやかでしっかりした味わいが、フラスカーティのふくよかさとよく合っていましたよ。
赤ワインは、バローネ・コルナッキア社の「モンテプルチャーノ・ダブルッツォ」とローマの近郊で作られた「カンポ・ヴェッキオ・ロッソ」です。高岡さんのお話によると、作り手のカステロ・デ・パオリス社は、田舎のワインでしかなかったフラスカーティを上質なものとして世界的に認めさせた会社だそうです。このあたりでは、葡萄の収穫を減らすという概念がなくて、神の恵みを冒涜するものとして、耕作人からは反発があったものの、それを断行して上質のワインを作っている会社だそうです(収穫量を減らすと、葡萄一房あたりのエキス分がより充実してよいワインができます)。さすがにいいワインですね。香りが華やか且つ複雑です。かなりのタンニンが感じられます。僕の好みとしては、もう少し熟成させてマイルドな味わいになるのを待ちたいところです。
赤ワインに合わせた料理は、オックステールを煮込んだソースのリガトーニ(ショートパスタです)と仔牛のサルティンボッカ。サルティンボッカとは、仔牛のもも肉を薄切りにしたものを生ハムで巻いてソテーした料理です。どちらも味わい深いかったです。
食事の合間に、クラリネットとピアノの演奏がありました。料理とワインのテーマに合わせて、イタリアの映画音楽やオペラの曲が多く演奏されました。小さな空間で生の演奏を聞けるのは贅沢ですね。クラリネットの音色がとても柔らかで、心地良かったです。ローマが舞台の「トスカ」から「星は光ぬ」が演奏されたのはうれしかったです。この曲、好きなんですよ。第3幕の冒頭で、オーケストラがこの曲のメロディを厚みのある響きで奏でるところはたまらなく胸に染み入ります。その後に演奏される、テノールが感情を込めて歌う哀切ただようこの曲は、聞き手の感情を揺さぶってやみません。音楽っていいですね。既に次回を企画されているそうなので、また参加したいと思います。
今回は、建築家のNさんご夫婦が隣り合わせの席になりました。初対面でしたが、とても楽しくお話しすることができました。こうやって、人とのつながりができるのもイベントのいいところですね。また今後のイベントでご一緒しましょうと約束して分かれました。高岡さん、今後も楽しい企画をよろしくお願いします!
2004年11月11日
意欲あふれるイル・ヴィアーレの新スタッフ
二条城のそばにあるお気に入りのイタリアン、クチーナ・イル・ヴィアーレに久しぶりに行ってきました。今年の春にスタッフのひとりがやめて以来、ずっと二人だけで営業をされていましたが、ついに新たなスタッフが加わっていました。胸に研修生と書かれた名札をつけていますが、若いながら、しっかりとしたサービスをしてくれます。言葉もハキハキしていて好印象を持ちました。調理師学校の研修なの?と聞いてみたら、驚いたことに大学(ロシア語学科!)を辞めて、ここに勤め始めたとのこと。きっかけは、知り合いに連れてきてもらってイル・ヴィアーレで食事したところ、衝撃を受けたからだそうです。全く経験がない世界で、しかも通っていた大学を辞めてまでも飛び込んできた彼の情熱には脱帽です。ぜひ大きく成長してほしいと思います。応援していますよ。
さて、料理ですが、相変わらずおいしかったです。シェフは最近ウサギに凝っているとのことだったので、メインはウサギのローストにしました。ちょうど店を休んでピエモンテに行かれたばかりだそうで、イタリア北部の地方料理を意識した料理法でした。骨付きでしっかりとした味わいが、ピエモンテのOPERA PRIMAという赤ワインとよく合いました。このワイン、なんとノン・ヴィンテージなんですよ。つまり、複数の年のワインをブレンドしているんです。シェフは今回の旅行で、このワイナリーにも訪れたそうです。写真を見せて頂きながら、旅行の話を伺うことができました。かの稀少で上質なグラッパの作り手、ロマーノ・レヴィにも行かれたそうです。写真はお店にあるロマーノ・レヴィが勢揃いしているところです。シェフはグラッパ大好きなので、たくさんの種類が揃っています。ぜひ食後に飲んでみてくださいね。
2004年11月10日
シェ・リュックの優しい料理と熟成オーブリオン
難波のフレンチ、シェ・リュックに再び行ってきました。柔らかい明かりに、優しい色調のインテリアは、心が落ち着きますね。今回も3950円のプリフィックス・コースにしました。前菜は「LUC風サラダ・生ハムと温泉卵添え」です。爽やかなルッコラに対して、塩気の効いた生ハムと、とろっとした温泉卵の組み合わせがコントラスト豊かで好調なスタートです。
メインは「仔羊のナバラン風煮込み・お豆添え」にしました。しっかりボリュームのある仔羊が豆と共に煮込まれていて、その上にダイナミックに蓮根の輪切りが載っています。そして、お皿の右半分はキノコと青菜のソテーがたっぷり。お肉は味がしっかりと染み込んでいます。そして豆が深い味わいです。僕は、かなり豆類が好きなのでうれしかったです。蓮根もしっとりとした歯ごたえで滋味あふれているし、キノコと共に秋の季節感を楽しむことができました。
この日飲んだのは、オーブリオンの1974ヴィンテージです。良かったですよ〜。本当にいい具合に熟成していました。まろやかな柔らかさと、しっかりとした力強さを持ち合わせています。ブラインドで飲んでいたら、もっと若いヴィンテージだと判断したと思います。それくらい全く枯れていません。料理と共に楽しんで飲むことができました。この年のボルドーは一般にひどい評価なんですが、このワインは素晴らしかったです。はずれ年でも、いいワインはあるんです。大当たりでした。
この日の野菜は全て無農薬だそう。素材や水に大いにこだわりを持っているシェフは魅力的な方です。わずかですが、お話しできて楽しかったです。



















































