2006年02月
2006年02月15日
トスカーナで名物ビステッカを食らう
昨日、ブログを書いていて、トスカーナを去る日にビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ名物、牛肉のTボーンステーキ)を食べたことを思い出したので、その時の写真を見てしまいました。懐かしくなったのでその時のことを書いてみます。
昨年7月のことです。フィレンツェからバスで1時間ほどの温泉町モンテカティーニ・テルメからさらにバスで15分ほどのところにモンスマーノという小さい町があります。そこに2ヶ月ほど滞在しました。
滞在先のモンスマーノを離れる最後の夜に3人で近所のお店に行きました。最近できたのかきれいな外観。もともとお肉屋さんだそうです。
店の名前は忘れていたんですけど、入り口に DA GIACOMO IL MAIALETTO と書かれていますね。
入り口を入るとお肉のショーケースがあっって、横には小さなカウンターがあります。
ダイニングルームです。かわいい豚の写真がずらり。ちょっと罪悪感に駆られます。
まずはサラミなどのクロスティーニ。かなり量があります。これだけでも満足。
クローズアップ画像も載せておきましょう。
これはカルパッチョ。やっぱり肉屋だけあって質が高い。
タルタルも注文。かりっと焼いたパンと一緒に食べるとおいしい。
いよいよメインのビステッカ。おじさんが肉のかたまりをテーブルまで持ってきてくれて、どの部位がいいかとか、どれくらいの量にするか聞いてくれます。大きなナイフを持ってるし顔も怖いですよねー。でも愛想のいい優しいおじさんでしたよ。
相談しながら僕たちが食べる分を決めたら、厨房で焼いて持ってきてくれました。
そして切り分けて皿にのせてくれたのがこれ。火が入っているのは表面だけで中は真っ赤。
骨の周りの肉は、手で骨をつかんでしゃぶりつきましたよー。
飲んだワインはやっぱりトスカーナのもの。まずはボルゲリの IL BRUCIATO。
2本目はアンティノリのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ(Vino Nobile di Montepulciano DOCG Vigneto Santa Pia)。
とにかく肉づくしでした。満腹、大満足。おいしかった〜。いい店です。いい思い出になりました。
grazie_arigatou at 15:14|Permalink
│Comments(0)
│TrackBack(0)
│
│ソムリエ養成コース受講の為イタリア滞在(2005年5月〜7月)
| トスカーナ 2005
2006年02月14日
名古屋のイタリア料理店「デルフィーナ」と「ヴィチーノ」
先週の金曜日に一泊二日で名古屋に行ってきました。昨年、イタリアでソムリエ養成コースを一緒に受講した友人に会うためです。同じくソムリエコースで一緒だった1月に修行を終えてイタリアから帰国したばかりの神戸の料理人と二人で訪問しました。
この3人が会うのは、昨年7月にイタリアで分かれて以来です。最後の夜は3人で最高においしいビステッカ・フィオレンティーナとワインをたらふく食べて飲んだなー。懐かしい。
イタリアで出会ってイタリアで分かれたきりなので、日本で3人が揃うのは初めて。不思議な感じです。名古屋に住むTさんがお店を選んでくれました。
金曜日の晩に行ったのは、「デルフィーナ」です。イタリアで修行経験のあるシェフで、昨年4月に独立したばかり。ゆったりとした落ち着いた空間で食事ができます。6000円のコースを選択。
3種のアミューズ。
カルパッチョです。たっぷりの野菜で見えにくいですが、薄切りした赤身の肉が底に敷かれています。トリュフもかかっていて贅沢。
牡蠣のグラタン。
ホタルイカとブロッコリーのスパゲティ。
キノコがかかったラヴィオリ。
焼いた甘鯛。鱗が立っていてサクサク。煮込んだ大根が添えられています。
飲んだワインはロエロ・アルネイス。さわやかな酸味があるタイプでした。
デザート盛り合わせ。
なかなか充実したコースでした。全般的に繊細で優しい味わいです。ダイニングもアイボリー系統の落ち着いた色合いなので、心も落ち着きます。サービスの方も優しい笑顔で接してくれます。よく気が付く充実したサービスはこの店の美点です。中心部から離れた場所にあるので静かな環境もいいです。
その後は市内の中心部に戻って、みんなと別れて、イタリアで通訳をしてくれた人と再会。彼女が働いているイタリア料理屋の仕事が終わった12時ころに落ち合って、栄のにぎやかな界隈にある「ローマ3丁目」という気楽なイタリア料理屋へ行きました。
ここは早朝5時まで営業しています。遅くまで食事ができるのはいいですね。カウンターがあって、気楽にワインが飲めます。
このときに飲んだのがアルト・アディジェの白。きれいな酸味と、ほどよい厚みがいいバランスでした。
こんな感じで、生ハムやアンチパスト盛り合わせをつまみながら、うだうだ飲んでいるとあっという間に夜がふけていって、ホテルに入ったのは4時。トリノオリンピックの開会式の生放送が始まっていました。
2日目の夜に行ったのが「ヴィチーノ」。ここも」静かな住宅街にあります。ご夫婦二人だけでやっています。まだお若いです。
僕たちはカウンター席でした。こんな感じです。料理している姿が丸見え。
まずはスプマンテで乾杯。酸味が爽やかで最初の1杯には最適です。気に入りました。
料理はアラカルトで頼みました。まずは赤ピーマンのムースとコンソメのジュレ。これはおいしい。スプマンテともよく合います。
ジャガイモのスープとサツマイモのニョッキ。2種類の芋を組み合わせた料理でおもしろい。
仔羊のラグーのタリアテッレ。うまみたっぷりのトマトがたくさん使われています。
詰め物をしたウズラのロースト。しっかり濃い味でおいしい。一緒に食べたイタリアで修行した料理人は、「イタリアの味がする〜」とご満悦でした。
後半飲んだワインはキャンティ・クラシコです。典型的なキャンティの香りと味。トスカーナに滞在していた僕たち3人にとっては懐かしい味でした。
僕が選んだデザートは、グレープフルーツとそのジュレ。爽やかでさっぱりフレッシュ。
帰り際にシェフとお話ししたら、かつてはフランス料理をやっていたとのことで、赤ピーマンのムースなどフレンチっぽいメニューがあるのが納得。豊橋の「フラスカティ」でイタリア料理に開眼されたそう。イタリアで働いた経験はないとのことですが、これだけおいしいイタリアの料理が出てくるんですから彼の調理センスは抜群です。人柄もいい感じ。これからどんどん伸びていく店だと予感しました。
お店の外観です。料理するのが一人、サービスが一人なので、料理が出てくるのが遅いと言って怒る人は行かないでくださいね。
一瞬の名古屋滞在でしたが、同窓会気分で久しぶりに再会できたし、名古屋のイタリア料理屋さんでおいしいものが食べられて幸せでした。名古屋のレストラン関係者とも縁が広がっていきそうです。これからますます楽しみができました。ハッピー。ツイてる!
デルフィーナ
名古屋市千種区菊坂町2-22 エスポア覚王山1F
TEL 052-752-5331
ローマ3丁目
名古屋市中区錦3丁目19-22 ロックビル2F
TEL 052-951-6062
ヴィチーノ
名古屋市千種区大島1-20
TEL 052-762-3986
2006年02月09日
ロンドンの落ち着いたレストラン "Roussillon"
昨年(2005年)12月に行ったロンドンのレストラン「Roussillon」について書こうと思います。とても魅力的なレストランだったんです。
落ち着いた住宅街にあるミシュラン一つ星のレストラン。
お昼に一人で行きました。35ポンドのランチコース。前菜、メイン、デザートを各々4種類の選択肢の中から選びます。さらにワイン1/2ボトル分とミネラルウォーターが価格に含まれています。別途12.5%のサービスチャージが加算されます。
小さなワインリストが渡されました。白と赤それぞれ5種類ずつが書かれています。南フランスのものが多かったと思います。注文をするとフルボトルを開けてくれました。そこから半分の量まで飲めるという訳です。よっぽどの酒飲み以外、昼なら一人ボトル半分あれば十分でしょう。ワインの選択肢も多いし、客からするといいシステムだなと思いました。店の立場から見ると、残り半分をどうやって売るのか気になりましたけど。
最初に出てきたお通し。見た目もきれい。手でつまんで食べます。生の小さいニンジンとラディッシュ。エビとキュウリを楊枝で刺したもの。スティック状のものはチーズの味がしました。中央にあるのがマスタードのソース。最初の時間稼ぎのつまみとしていいなと思いました。
次に出てきたのがニョッキです。これもアミューズと言っていいのかな。ニョッキを1個だけアミューズとして出てきたのは驚きでした。おもしろいですね。トリュフのいい香りがします。ふわっとした柔らかな口当たり。
ここまではメニューに書いてなかった料理。ここから自分が選んだ料理が出てきます。僕が選んだ前菜はキノコのフリカッセ。数種類のキノコに、肉と穀物の粒を円筒状にして輪切りにしたものも加えられています。さらにトリュフがかかっていい香り。
メインは野菜の煮込みにしました。目の前で野菜の入ったさらに銅鍋からスープをかけてくれました。スープはフォンドヴォーがベースかな。濃厚でしっかりした味です。野菜はニンジン、西洋ゴボウ、根セロリ、カブ、小タマネギなど。この皿にもトリュフがかかっていました。幸せな香り。
口直しのデザートは青リンゴのソルベ。上に液状のシロップがかかっています。
僕が選んだデザートは、チョコレートフォンダンとヴァニラのアイスクリーム。奥にあるのがアイスクリーム。あえて一つの皿に両方乗せてないんですよ。
中身は濃厚でとろーっとしたチョコレート。おいしかった〜。
さらに小菓子とコーヒーも出てきました。
全般に料理の水準は高かったです。しかも、ほとんどの皿にトリュフがかかっているんです(香りはしっかり強かった)から満足度は高いです。
店内はシンプルでいいムード。それに品のいい優しいサービスのおかげもあって、ゆったり気分良く食事ができました。また行きたいです。
周りは閑静な高級住宅街で落ち着いた雰囲気。
最寄りの地下鉄の駅から店に向かう途中の公園でマーケットをやっていました。オーガニックの野菜が中心で、パンやお菓子もあって、じっくり見て回りました。
茎についた状態で芽キャベツが売っていました。
ロンドンはいいですね。煉瓦造りのクラッシックな建物が多くていいムード。気に入りました。
今回はじめてタクシーに乗りました。車内は天井が高くて、足下のスペースが大きくてゆったりしています。
レスタースクエアだったかな。メリーゴーラウンドがありました。
クリスマス前ということで電飾が華やか。
ピカデリーサーカスはにぎやか。人がいっぱいでした。
ピカデリーサーカスの近くにプリンスオブウエールズシアターがあります。ここでマンマミーアを見ましたよ。見る前々日に劇場の切符売り場で購入。安いランクの切符が買えました。1階の後ろの方の席だったけど、十分よく見えましたよ。
お客さんもノリが良くって、笑うところでは爆笑していていました。僕はこのミュージカルは気に入りました。素直に楽しい作品。ハッピーな気持ちになれます。帰国後しばらくは、アバのベスト盤をよく聞いていました。
「キャッツ」や「オペラ座の怪人」で有名なアンドリュー・ロイド・ウエッバーが作曲したミュージカル「The Woman In White」にも行きました。こちらはシリアスな物語。ずーっと音楽が続くというオペラチックな美しい音楽。出演者はみんな歌がうまくて安心して聞けました(あたりまえか)。舞台上を動くスクリーンに映像を映すという斬新な舞台装置。歴史ある劇場でムードもたっぷりでした。
ロイヤルオペラハウスではヴェルディ作曲の「仮面舞踏会」を見ました。上の方の席で鑑賞。安い席で十分いいなと思いました。指揮者のCharles Mackerrasは、盛り上がるシーンでは早めのテンポでぐいぐいとオケを引っ張っていって生き生きした音楽になっていました。
改修後はじめて行ったんですが、レストランとかバーとか休憩時間にくつろげるスペースが格段に大きく立派になっていました。パフォーマンスそのものを楽しむことに加えて、幕間をたっぷり楽しむのもオペラの魅力だと思います。ここは以前からあるスペース。やっぱりいい雰囲気です。着席してテーブルで食事ができます。
そして、うれしいことにテート・モダンで、アンリ・ルソーの特別展がちょうど開催されていました。
彼の代表作がいっぱいで見応えたっぷり。これだけの質・量の絵をまとめて日本に持ってくることは不可能でしょう。しかも平日ということもあってか観覧客は少なめ。じっくりと彼の不思議な世界を堪能することができました。
2006年02月08日
フランス・ブルゴーニュの上質な作り手「ルイ・ジャド」
先週の土曜日に、大好きな京都のワインショップ「ワイングロッサリー」主催の食事会に行ってきました。
フランスはブルゴーニュの上質な作り手、ルイ・ジャド社から海外市場担当マネージャーのニコラ・ドゥーエ氏が来日されました。
実は、ニコラと通訳をしてくださった伊藤さんとは、2年前にフランスでお会いしています。
2004年の2月にワイングロッサリー主催のフランスのワイナリー巡りツアーに参加したんですが、それ以来の再会となりました。
このディナーについては、一緒にフランスを旅したPICARLEさんが詳しくレポートしてくださっているので、僕は改めて書きません。ぜひこちらのPICARLEさんのレポートをご覧ください。素敵な時間が過ごせました。
早いもので2年がたちましたが、フランスのワイナリー巡りツアーは楽しかったです。素晴らしい体験でした。空路リヨンに入って、ローヌ、ブルゴーニュ、シャンパーニュと北上していきました。今回はルイ・ジャドに訪問したときのことを書いてみます。
ボーヌの町はこぢんまりとしていい雰囲気でした。
これもボーヌ。チャーミングな町でとても魅力的。気に入りました。
そのボーヌにあるルイ・ジャドが所有する古いカーヴを特別に見せてもらうことができました。
広大なカーヴにはかなり古いワインが眠っていました。画像をクリックすると大きくなります。すごいでしょう。
モンラッシェの1918なんてのもありました。
醸造所は郊外にあります。巨大な空間にタンクがずらっと並んでいて圧巻でしたよ。
地下には樽でワインが熟成されています。ここも広大な空間。熟成途上のワインを5〜6種類、樽から飲ませていただきました。
さらに、樽が保管されている空間の隣にあるテイスティングルームで、そこそこ古いものを中心に10種類以上テイスティングさせてもらいました。
その後、お昼ご飯です。オードブルは、レンズ豆と野菜のテリーヌ。
メインは仔羊でした。お皿にルイ・ジャドの紋章があります。料理はどれもおいしくってバクバク食べてました。
食事の時に出していただいたワインの一部です。これはボーヌ・プルミエクリュ。手書きのエチケットがいい感じでしょ。
1982年のシャンベルタンも出してもらえました。幸せ!
うれしいことに樽工場も見学させてもらいました。ルイ・ジャド以外の会社のものも作っています。イタリアからも注文があるそうですよ。
木を切るところから完成まで一通りの流れ全てを見せていただきました。
こうやって、樽の内側に火を入れていくんですね。
火が通った後の状態。かなり黒くなっていますね。火の入れ加減はそれぞれの作り手から細かい注文があるようです。
自慢ついでです。ここはロマネコンティの畑。白い長方形のプレートに"ROMANE CONTI"って書いてあるんですがこの写真では見えないですね。でもまさにここがそうです。まわりも素晴らしいグランクリュだらけ。
ロマネコンティの畑です。感動しましたよー。



















































