2008年03月
2008年03月28日
やはり、アマは素晴らしかった。
昨日はワインバー・ロスコのキャンティフェア初日でした。以下のワインを開けました。
・カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ 2000
・カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ 2003
・カーザ・エンマ キャンティ・クラシコ 2000
・フォントーディ キャンティ・クラシコ 2003
・メリーニ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ ラ・セルヴァネッラ 2003
飲み比べるとそれぞれのワインの個性がよく分かります。カーサ・エンマ2000はフルーツ香が華やかで心地よい酸味があって軽やかなボディでチャーミング。かなり好みでした。フォントーディ2003は、みずみずしい果実味、程よいタンニンもあって飲み応えあり。メリーニのラ・セルヴァネッラ2003は甘い果実味といいバランスの酸とタンニン。この2本は暑い年であった2003年の特徴が良く出ていました。
カステッロ・ディ・アマの2本は、上記3本とは別格の風格がありました。やはり素晴らしいです。2003年は果実味が豊かで分かりやすいおいしさ。しかし、ちゃんときれいな酸があり、高いバランスを保っているのは素晴らしいと思いました。2000年はより繊細でノーブルな印象でした。年によるワインのキャラクターの違いがはっきりと確認できて良かったです。
全種類を飲んでくださったお客様が、キャンティのイメージが変わりましたとおっしゃってくださいました。こんなにエレガントで高貴なワインだとは思いませんでしたとお話しくださいました。キャンティは生産者によってスタイルが様々なので、あるひとつのキャンティ・クラシコを飲んでそれがキャンティ・クラシコ一般の味わいと思いこむのはもったいないことです。こうやって系統立てて同時に様々な生産者のものを飲む機会は重要ですね。
ところで、これら5種類のワインはまだ残っていますので、本日3月28日(金)も引き続きグラスでご提供します。昨日飲んだ時点では、翌日の方がおいしくなりそうだなという印象を持ちましたので、今日来ていただく方が高い満足をしていただけるでしょう。ただし、売り切れの際はご容赦ください。カステッロ・ディ・アマのワインは各1杯1600円、その他の3本は1杯各1200円でご提供しています。
今日は新たに4種類のワインを開けますので、開店時には9種類のキャンティクラシコがグラスで飲んでいただける状態になっています。ふるってご来店ください。この調子ですと、29日(土)にも多くの種類のキャンティ・クラシコを飲んでいただけそうです。
ワインバー・ロスコ
〒604−8032
京都市中京区六角通河原町東入ル山崎町236 六角ビル3階
電話: 075−211−8804
営業時間・アクセスについてはこちらをご覧ください。
全席禁煙です。
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2008年03月26日
いよいよ明日からキャンティフェア
ワインバー・ロスコでは、3月27日と28日にキャンティフェアを行いますが、今日は私がキャンティの特集をしたいと思ったもう一つの理由をお伝えしたいと思います。
先月、「イタリアワイン最強ガイド」の著者である川頭義之氏と奥様のジョバンナさんがワインバー・ロスコに来店してくださいました。色々と楽しくお話しできたのですが、その際に、川頭さんはキャンティ・クラシコがお好きだとお話しされました。しかもメルロが5〜10%入っているものがいいとのことでした。カベルネ・ソーヴィニヨンが入っているのはあまり好きじゃないとも。
キャンティ・クラシコは、サンジョヴェーゼ種をメインに使いますが、他の品種を混ぜることも可能です。私はこれまで、キャンティ・クラシコを、葡萄品種の構成を気にしながら飲んでいなかったので衝撃でした。私自身、色々なキャンティ・クラシコを飲んでみたいと俄然盛り上がったのです。
葡萄品種の使い方によって微妙に味わいが異なるのか、今回のフェアで意識して飲んでみると面白いと思います。以下に今回の出品ワインの葡萄品種の構成を記します。年によってブレンドを変えることもあるようなので、あくまで参考までにご覧ください。
3月27日抜栓
・カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ カステッロ・ディ・アマ :
サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ8%、マルヴァジア・ネーラとメルロ12%
・カーザ・エンマ キャンティ・クラシコ :
サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、マルヴァジア・ネーラ5%
・フォントーディ キャンティ・クラシコ :
サンジョヴェーゼ100%
・メリーニ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ ラ・セルヴァネッラ :
サンジョヴェーゼ100%
3月28日抜栓
・フェルシナ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ :
サンジョヴェーゼ100%
・サン・ジュスト・ア・レンテンナノ キャンティ・クラシコ :
サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%
・ヴィティッチオ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ :
サンジョヴェーゼ85%、メルロ15%
・サンヴィンチェンティ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ :
サンジョヴェーゼ100%
それぞれの作り手のポリシーが表れていると思います。実際に飲んで確かめてみましょう。
上記以外のキャンティ・クラシコも少しですが用意しています。状況を見ながら開けたいと思います。29日の土曜日にも開けるかも知れません。
*川頭義之さんの著書「イタリアワイン最強ガイド」は、とても楽しく為になる本でした。特にワイナリーのオーナーやエノロゴといった、実際にワイン作りに携わっている人の生の声が多く掲載されていて、彼らの熱い思いがダイレクトに伝わってくるのが良かったです。
イタリアワイン最強ガイド*川頭義之さんのホームページ(http://home.att.ne.jp/alpha/vinoitaliano/)を発見しました。ありがたいことに2月26日付の日記に私が少し登場しています。「ワインの記録」には一部のワインに対してコメントがありとても参考になります。ホテルやレストランのガイドも楽しいです。
ワインバー・ロスコの営業時間・アクセスについてはこちらをご覧ください。
全席禁煙です。
2008年03月25日
3月24日の京都市高瀬川の桜
暖かい日が続いていますね。
ワインバー・ロスコから徒歩1分の所に高瀬川が流れていて、桜並木があります。これは昨日撮った高瀬川の写真です。

つぼみがだいぶふくらんでいました。花開くのが待ち遠しいです。

ワインバー・ロスコの営業時間・アクセスについてはこちらをご覧ください。
全席禁煙です。
ワインバー・ロスコから徒歩1分の所に高瀬川が流れていて、桜並木があります。これは昨日撮った高瀬川の写真です。
つぼみがだいぶふくらんでいました。花開くのが待ち遠しいです。
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2008年03月22日
ワインバー・ロスコでキャンティフェアします
【キャンティフェア 3月27日(木)28日(金)】
キャンティの名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。知名度でも、生産量でも、味わいにおいても、イタリアを代表するワインと言っていいと思います。イタリア中部トスカーナ州(フィレンツェがある州です)で生産される赤ワインです。葡萄品種はサンジョベーゼがメインです。
しかし、このキャンティ、軽くて薄い味のものから濃厚でどっしりした味わいのものまで価格も品質もスタイルも様々です。その中から優秀なものを集めて比較しながら飲んでみようという企画をしました。3月27日と28日は、グラスワインはキャンティを特集します。
キャンティの優秀な作り手、カステッロ・ディ・アマのバックヴィンテージを手に入れたことがこの企画をするきっかけになりました。取引先の酒屋さんから、倉庫の整理をしていたら2000年と2003年ヴィンテージのものが1本ずつ出てきたので買いませんかと連絡があったんです。しかもリーズナブルな価格で。
このカステッロ・ディ・アマのワインは非常に評価が高いため、価格が高騰していますし、すぐに完売になってしまいます。私は即刻「買いますっ!」って返事しました。下の画像が、私の手のうちに入った2本です。ああ、飲むのが楽しみ。
今回入手したのはカステッロ・ディ・アマ社の畑名のつかないスタンダードな「カステッロ・ディ・アマ」キャンティ・クラシコです。2000年も2003年も、3月27日に同時に抜栓し、グラスでご提供します。2つのグラスを並べてヴィンテージの個性の違いを比較するのもいいですね。貴重な機会となりますが、残念ながらご提供できるのは各1本限りですので、お一人様グラス各1杯までとさせていただきます。申し訳ありませんが、お代わりはご遠慮ください。早い者勝ちですので、売り切れの際はご容赦くださいね。
ところで、このワインについて少し調べてみました。影響力のあるイタリアワインの評価本「ヴィーニ・ディタリア」2004年英語版にこのような表現を見つけました。
this 00 is a perfect example of finesse and elegance in a Sangiovese.
「この2000年はサンジョベーゼ種におけるフィネスとエレガンスの完璧な見本だ!」 となるでしょうか。うーん、ますます飲みたくなりますね。
しかも、この年は単一畑のベッラヴィスタとカズッチャは作られておらず、この秀逸な畑の葡萄も使われているそうです(特に素晴らしい区画のベッラヴィスタとカズッチャという名前の畑から、いい年のみ単一畑のワインが作られています。希望小売価格が1本2万円もします)。
一方、2003年ヴィンテージですが、ヴィーニ・ディタリアの評価は、2000年と同じく最高評価のトレビッキエーリとなっています。2003年のヨーロッパは、日本でも大きく報道されたほど非常に暑い年でした。カステッロ・ディ・アマのホームページによると2003年の収穫は通常よりも早い9月17日から30日に行われたそうです。2000年は10月6日から13日の間の収穫だったそうなのでかなり早いですね。それほど暑い年でしたが、カステロ・ディ・アマの畑は標高500メートルあたりと高いところにあるので、エレガントなワインになっていると評価されています。
この2つのカステッロ・ディ・アマですが、ワインバー・ロスコでは、どちらのヴィンテージも同じ価格、1杯1600円でご提供します。少量をご希望の方には1杯900円でハーフサイズをご用意します。
ところで、カステッロ・ディ・アマの2本を開ける3月27日(木)には、これらと同じヴィンテージで他の作り手のキャンティ・クラシコもグラスでご提供します。
・カーザ・エンマ キャンティ・クラシコ 2000
・フォントーディ キャンティ・クラシコ 2003
・メリーニ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ ラ・セルヴァネッラ 2003 <トレビッキエーリ>
同じ年でも、作り手によってどのような個性のワインが出来るのか、比較しながら感じていただきたいと思います。
一方、翌日の3月28日(金)には以下のワインを開け、グラスでご提供します。前日に開けたワインも残っていればご提供します(抜栓翌日の方がおいしいワインも多いですよね)。
・フェルシナ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 1993
・サン・ジュスト・ア・レンテンナノ キャンティ・クラシコ 2001
・ヴィティッチオ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2001
<ワインスペクテーター誌 94点>
・サンヴィンチェンティ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2001
<トレビッキエーリ>
収穫から15年を経た1993年ヴィンテージのフェルシーナを入手できました。どのように熟成しているのか興味深いですね。そして、優良年である2001年のワインを飲み比べできるのも楽しみです。7年の熟成でかなりおいしくなっていることでしょう。
その他の作り手、ヴィンテージのキャンティ・クラシコもいくらか入手しています。様子を見ながらご提供していきます。3月29日(土)もご要望があればキャンティ・クラシコをグラスでお出しします。
では、3月27日からのキャンティフェアをお楽しみに!
ワインバー・ロスコ
〒604−8032
京都市中京区六角通河原町東入ル 六角ビル3階
電話: 075−211−8804
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全席禁煙です。
2008年03月17日
チェレットのワインと共にイル・ギオットーネでランチ
ピエモンテ州の優秀な作り手、チェレット社の栽培・醸造を担当しているアレッサンドロ・チェレットさんのお話を聞きながらイル・ギオットーネでランチをとってきました。通訳はイタリアワイン界の第一人者、林茂さん。僕の席はチェレットさんと林さんの真っ正面だったので、少々緊張しながらのスタートでした。
イル・ギオットーネは、東山の八坂の塔のすぐ横にあります。塔の敷地には、種類は分かりませんが、みかんの一種がたわわに実っていました。今日の京都はいい天気で暖か。気持ちいいです。
まずはスプマンテ「ベルナルディーナ ブリュット 1997」。通常の年はシャルドネとピノ・ネロの二つの葡萄を使いますが、この年は暑い年であったためピノ・ネロのみを使用しているとのこと。厚みがあってふくらみがある立派な味わいでした。白は、アルネイス・ブランジェ 2007と、アルバレイ 2004(リースリング100%)。
料理は今回のチェレットのワインに合わせて笹島シェフが考えた特別コース。この画像は2皿目の料理。サーモンのコンフィ、ウイキョウ、こがねみかんのサラダ仕立て。セロリやハーブのほろ苦さと、みかんの酸味がワインと寄り添います。
なんとチェレット社はロエロ・アルネイスの畑の4分の1をも所有しているとのこと。チェレットさん曰く、アルネイス種の特徴は苦みがあって酸がが少ないので、バランスを取るためにCO2を残して微発砲にしたり、残糖を残すようにしているそうです。確かに、アルネイス・ブランジェは、厚みがありながらも微発砲のおかげで爽やかさもあり、素直においしい満足度の高いワインになっていました。
パスタはホワイトアスパラとプロシュートのタリアテッレ。ここから赤ワインへ。皿が出るごとに笹島シェフが料理の説明をしてくださいましたが、これはワインに合わせて胡椒を多めにふったそうです。
セコンドは鴨。120度で40分加熱し、仕上げに炭火で皮目を香ばしく焼いたそうです。
赤ワインは4種類。最初に飲んだカベルネ、メルロ、シラー、ネッビオーロを混ぜた「モンソルド 2003」(下の画像には入っていません)は甘くて濃厚な果実味が特徴の新しいスタイルのワイン。これは旨みがたっぷりで単独で飲んでおいしいバー向きのワインだなと思いました。
その後に飲んだ「バルバレスコ アジイ 2001」は、程よい酸味が心地よく、タンニンが穏やかで、今飲むのに絶好でした。「バローロ ゾンケッラ 2003」は、果実味十分でタンニンもたっぷりですが出しゃばりすぎないエレガントさを感じました。最後に飲んだ良い年しか作らない「バローロ・ブリッコ・ロッケ・ブルナーテ 2003」は、強力なタンニンがありましたが、暑かったこの年の特徴が出た甘い果実の香りが親しみやすさを出していて、今でも十分に楽しめる状態でした。ちなみにこのワイン、家に帰ってイタリアソムリエ協会発行のワイン評価本ドゥエミラヴィーニ2008年版を見てみると、最高点の5グラッポリでした。
デザートはイチゴとキャラメルのジェラート。
やはり、バローロとバルバレスコは素晴らしいワインだと改めて感じました。値段は張りますがエレガントなワインであることに間違いはありません。少人数で生産者を囲んでお話を聞くことが出来て、価値ある時間が過ごせました。
食事の帰りに我が家の近所の神社に寄ると、梅が咲いていました。つぼみの方が多かったですが春を実感しました。
ところで、ワインバー・ロスコでは4月3日(木)と4日(金)にピエモンテ州フェアを行います。ピエモンテ州のワインをグラスでご提供します。普段高価でなかなか飲めないバローロもグラスでお出しするつもりです。詳しくはメールマガジンでご案内いたしますのでこちらのページで登録をお願いいたします。
今回のランチで通訳をしてくださった林茂さんの著書「最新基本イタリアワイン」は、イタリアワイン全般を理解するのに役立ちますよ。
最新基本イタリアワイン【増補改訂第3版】


















































