2008年06月

2008年06月24日

アルト・アディジェの作り手、アロイス・ラゲーデルを訪問


イタリアから帰ってきてちょうど1週間がたちました。今回の旅では、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、ヴェネト州に行きました。今回一緒に行動した神戸のイタリアン「テゾーロ」のブログに画像が公開されていますのでご覧ください。

まずはアルト・アディジェのアロイス・ラゲーデル(Alois Lageder)社を訪問したときのことを書こうと思います。

この地図の濃い色の部分がトレンティーノ・アルト・アディジェ州です。北のアルト・アディジェと南のトレンティーノを併せて一つの州になっています。アルト・アディジェの北はオーストリアと国境を接しています。さらにその北にはドイツがあって、ミュンヘンまでクルマで3時間くらいで行けるそうです。
地図

以前ロスコに来てくださった、毎年アルト・アディジェに行っていらっしゃるワインのインポーターの社長さんのお話によると、トレンティーノとアルト・アディジェは全く違うということでした。トレンティーノはイタリアだけど、アルト・アディジェは、ほとんどオーストリアやドイツだと。

実際、現地で電車に乗った際、アルト・アディジェではイタリア語とドイツ語の2言語でのアナウンスでしたが、トレンティーノに入るなり、イタリア語だけになりました。道路の標識もアルト・アディジェではドイツ語とイタリアの2カ国語併記で、ドイツ語の方が上に表示されているものが目立つ位でしたが、その後に訪れたトレントでは、イタリア語のみです。行政上は一つの州になっていますが、歴史的にはアルト・アディジェはオーストリア領であったことがありますし、イタリアからの独立運動が盛り上がった時期もあったようです。

さて、アロイス・ラゲーデル社は、アルト・アディジェ最大の街、ボルツァーノ(Bolzano/Bozen --- アルト・アディジェの地名はイタリア語とドイツ語の両方の名前が存在します。前者がイタリア語、後者がドイツ語です)。から少し南にある小さな村、マグレ(Magre/Margreid)にあります。こぢんまりとした魅力的な古い町でした。
マグレ

こちらがアロイス・ラゲーデル社への入り口です。
入り口

このゲートのそばにある建物に古い葡萄の木が植えられています。アルト・アディジェの多くの建物の窓辺には赤い花が植えられていて美しいです。
古木

社長のアロイス・ラゲーデル氏が私たちを案内してくれました。物腰柔らかな素晴らしい方でした。
ラゲーデル氏

まずは、アロイス・ラゲーデルが所有するドメーヌ、カソン・ヒルシュプルン(Cason Hirschprunn)を案内してくださいました。その樽熟成庫がこちらです。
たる

この建物の中庭でランチをごちそうになりました。この日は天気が良くて、パラソルの下のテーブルで気持ちよく食事ができました。
パラソル

ちょうど旬のアスパラガスを中心とした野菜料理や、
アスパラ

地元のサラミや生ハム、そしてトマトとモツァレラチーズなど、ビュッフェ形式で用意してくださっていました。
サラミ

初めて見る地元のチーズもあり、幸せなランチを社長さんのお話を伺いながら楽しく過ごしました。
チーズ

この時に出してくださったのが白ワイン6種類です(画像は後半の3種類を撮ったもの)。
白

アルト・アディジェのワインは、単一の葡萄品種で作られるものが多いです。ランチで飲んだワインもすべてそうでした。ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニヨン、ミューラー・トゥルガウ、ゲヴュルツトラミネールを飲みました。

アルト・アディジェの白ワインは、初夏の野外で食事をする際にはぴったりのワインでした。ほどよくフルーティで、きりっと酸味がある味わいは、気温が高くなった今の時期に本当においしく飲めます。

軽快なピノ・ビアンコ、味わいに厚みが増すピノ・グリージョ、熟したトロピカルフルーツの香りがするシャルドネ、爽やかなハーブ香のソーヴィニヨン、アロマティックなミューラー・トゥルガウとゲヴュルツトラミネール。どれも大きな満足を与えてくれました。

こんな古い建物に囲まれた素敵な空間で過ごした和やかな時は一生忘れられないくらいの豊かな時間でした。
中庭

さて、食事のあとは部屋に入ってのテイスティングです。社長は現代美術に造詣が深く、最近できたボルツァーノの現代美術館の運営にも携わっておられるとのことでしたが、この部屋にも美術作品が掲げられていました。
テイスティングルーム

多くのワインをテイスティングさせていただきましたが、この画像は、アム・サンド ゲヴルツトラミナーの2006年と1998ヴィンテージ。特に優良な畑から採れた葡萄だけから作られたシングルヴィンヤードのワイン。同じ畑のものですがラベルのデザインは最近変更されています。
ソーヴィニヨン

こちらは、リンデンブルグ ラグレイン 2000と2004。今では手に入らない古いヴィンテージと現行ヴィンテージを比較試飲するという幸運に恵まれました。
ラグレイン

デスクの上には開けていただいたワインの数々。上等な大きなグラスを出してくださいました。
ていすt

ワインの味わいは、社長さんの人柄を表すような、清潔で柔らかで滑らかな味わいでした。作り手の人柄がワインの味わいに反映されることを実感しました。

テイスティングのあとは醸造所を見せていただきました。建物の上の斜めになっている部分にソーラーパネルが設置されています。
ソーラー

大きなステンレスタンク。この醸造所は行程ごとにワインが重力で移動していく作りになっているので、ポンプを動かすエネルギーを使わなくて済みますし、ワインに余計なストレスをかけないような構造になっています。
タンク

山の岩に沿って建物が造られているので、空調設備がなくても一定の温度が保たれるそうです。
岩

樽をおいてある部屋には、現代アーティストのアートがプロジェクターで常時照射されています。音楽も流されていました。ワインの熟成にもいい影響があるのでしょう。
アート

見学が終わったあとはマグレの街を歩きました。左手にはバールとレストランを兼ねた店があります。
バール

水が流れている水槽がある広場。
広場

醸造所の駐車場からの風景。急斜面の山が迫っていて、葡萄畑が連なっています。
醸造所から

ボルツァーノ郊外から山の斜面沿いに通っている道は、Strada del Vino / Weinstrasse と名付けられています。ワイン街道とでも訳せばいいのでしょうか。斜面いっぱいに葡萄畑が続いている素晴らしい景色でした。いいワインができるのは当たり前だと思わせるほどの絶景です。写真では表現できないほどの感動の光景でした。
道

実際に作る現場を訪れ、生産者の方と接したことは、大きく意義ある体験でした。この素晴らしいアロイス・ラゲーデル社のワインを皆様にも味わっていただきたいと思います。ワインバー・ロスコでは、しばらくグラスでもアロイス・ラゲーデル社のワインをご提供してまいります。梅雨のじめじめした季節には、特に白ワインが気持ちをフレッシュにしてくれるのでおすすめです。

また、6月28日にはアロイス・ラゲーデル社のワインを中心としたワイン会を行います。詳しくはこちらのページをご覧ください。新たなワインの魅力を発見できること間違いなしです。期日が迫っていますのでお早めにお申し込みをお願い致します。



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2008年06月23日

6月ワイン会のご案内


京都のイタリアンワインバー「ロスコ」では、アルト・アディジェをテーマにワイン会を企画しましたのでふるってご参加下さい。

日時:6月28日(土)午後5:30より7:30まで
会場:ワインバー・ロスコ
会費:お一人様9000円(ワインと軽いお食事をご用意します)

tor_weine

6月に、オーストリアと国境を接しているイタリアの北の端、アルト・アディジェに行き、アロイス・ラゲーデル社を訪問しました。社長のアロイス・ラゲーデル氏が案内してくださったのですが、哲学者のような雰囲気をたたえた、おだやかな素晴らしい方で、彼が作るワインも魅力的なものでした。

アルト・アディジェは、イタリア有数の白ワインの産地だと思います。葡萄品種の名前を冠した単一品種のものが中心です。ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、ゲヴルツトラミナー、ソーヴィニヨンなどヴァラエティに富みます。赤ワインは、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのフランス品種や、この地域ならではの土着品種であるスキアーヴァやラグレインなどが栽培されています。

アロイス・ラゲーデル社では、以前から環境や生態系に優しい持続可能な葡萄栽培を実行しているそうです。醸造所でもソーラーパネルで必要な電力の60%をまかなっていたり、ポンプや機械を極力使わず重力だけで移動させる構造になっていたり、醸造所の壁が岩であるため、ヒーターやクーラーを使わなくてすむなど、無駄なエネルギーを使わない自然に配慮したワイナリーです。

今回のワイン会のラインナップは以下の通りです。

1) ALOIS LAGEDER Pino Bianco(ピノ・ビアンコ)06
2) ALOIS LAGEDER Pino Grigio(ピノ・グリージョ)06
3) ALOIS LAGEDER Lehenhof Sauvignon(レーヘンホフ・ソーヴィニヨン)05
4) ALOIS LAGEDER Lagrein Rose(ラグレイン・ロゼ)06
5) ALOIS LAGEDER Lagrein Rosso(ラグレイン・ロッソ)04
6) ALOIS LAGEDER Lindenburg Lagrein(リンデンブルグ・ラグレイン)03
7) TRAMIN(トラミン) Urban Lagrein (ウルバン・ラグレイン)02

はじめの3本は白ワインです。葡萄品種による個性の違いを感じながら味わいましょう。

1)ピノ・ビアンコ と 2)ピノ・グリージョ は、スタンダードなワイン。アルト・アディジェならではのフレッシュな酸味と、心地よいフルーツの香りが特徴のワインです。

3)はソーヴィニヨン・ブラン種でシングル・ヴィンヤードのワイン。品種に適した最上の畑で栽培した葡萄からできたワインなので、複雑な味わいが楽しめます。


白ワインのあとは、アルト・アディジェの土着の赤ワイン品種であるラグレイン種からできたワインが4本続きます。一般的にはあまり知られていない品種かとは思いますが、4本を続けてテイスティングすることで、アルト・アディジェにしかないラグレインという葡萄品種の理解を深めたいと思います。

4)はロゼです。しっかりした味わいの充実感あるロゼワインを楽しみましょう。

5)はスタンダードクラス、6)はアロイス・ラゲーデル社のフラッグシップワインで、特に条件の良い畑の葡萄を使い、フレンチオークの小樽で熟成させたワインです。7)のみ別の作り手のワインです。ヴィーニ・ディタリアという権威あるワイン評価本で最高評価のトレビッキエーリを獲得しています。同じ品種でありながら、作り手や畑、収穫年が違うとワインの味わいがどう異なるのか感じてみたいと思います。

先着順でお申し込みを受け付けます。参加ご希望の方は、ワインバーロスコ(075-211-8804)にお電話いただくか、grazie_arigatou@yahoo.co.jp 宛てにメールをお送りください。折り返し確認のメールをお送りします。当方より返信がない場合は正しく受付ができておりませんので、ワインバーロスコまでお電話いただきますようお願い致します。

尚、参加ご希望の方が定員に達しない場合は、当イベントの中止もしくは出展ワインを減少することがある旨、ご了承いただきますようお願い致します。




ワインバー・ロスコ
http://www.winebar-rothko.com/
京都市中京区六角通河原町東入ル山崎町236 六角ビル3階
電話:075-211-8804


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私のプロフィールです。
フレディーこと、ワインバー・ロスコ店主 笹山 等
2007年12月22日、ワインバー・ロスコ(http://www.winebar-rothko.com/)を京都にオープンしました。ワインは、シャンパーニュ以外は全てイタリアワインです。その他、マデイラ、ポート、グラッパなど、食後酒もご用意しています。メールマガジンを発行しています。バックナンバーと配信登録はこちらです


シチリアで食べたパスタが忘れられません。2階のテラスで、昼間に景色を見ながらの食事で、ムードも満点でしたが、味も繊細で大当たりでした。タオルミーナは海はきれいだし、山の上から見おろす景色は素晴らしいし、料理はおいしいし、いいところでしたよ。地元の人は親切で、よく喋る人が多くて、楽しく過ごせました。シチリアはお勧めですよ〜。また行きたいです。

斎藤一人さんが好き。「ついてる!」「幸せだなあ」「ありがたいなあ」「感謝してます」「困ったことは起こらない」「許します」など、つぶやいています。

お客さんも、取引業者も、スタッフも、そして自分自身も、関わる人みんながハッピーになれるビジネスを展開したいと思っています。

自分の特性を生かして、楽しくてワクワクすることを喜んでしていると、自分が幸せに生きられるばかりか、他の人への貢献にもつながっていくと思っています。

流れに乗って自分の人生の展開を楽しんでいきますよ〜。

【好きなもの、興味あること】
ワイン、日本酒、蕎麦、パン、マクロビオティック、海外旅行、オペラ、バレエ、歌舞伎、和菓子、起業、絵を見ること、地球村

【好きな人・影響を受けた人】
佐渡裕、小澤征爾、チョン・ミュンフン、マリア・カラス、ルチアーノ・パヴァロッティ、シルヴィ・ギエム、サラ・ブライトマン、本田美奈子、QUEEN、矢沢永吉、中村天風、斎藤一人、本田健、小阪裕司、神田昌典、道幸武久、神王リョウ、ロバート・キヨサキ、飯田史彦、小林正観、渡邉美樹

【好きな画家】
フェルメール、アンリ・マティス、クロード・モネ、ピエール・ボナール、アルベール・マルケ、エドワード・ホッパー、アンドリュー・ワイエス、マーク・ロスコ
私に直接連絡を取りたい方は、以下のアドレス宛にメールをお送りください。

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