2005年06月11日
カルミニャーノの優秀な作り手カペッツァーナ社を見学してきました。
ソムリエ養成コースの授業の一環として、トスカーナのカルミニャーノ(CARMIGNANO)にある醸造所(カンティーナ)、テヌータ・ディ・カペッツァーナ社(TENUTA DI CAPEZZANA)を訪問しました。
学校があるモンテかティにからクルマで1時間ほどです。
しばらくは街の風景ですが、カンティーナ近くの丘を登ると素晴らしい景色が広がりました。

カルミニャーノでワインを作っているのは14社だそうです。
そのうち、ワイン作りを本業にしているのは3つか4つで、あとは副業で作っているとのこと。
そして、このカペッツァーナ社だけでカルミニャーノの生産量の半分を占めています。
804年12月16日付の書面が残っていて、額に入れて壁に掛けてあるのを見せていただきました。
ここに葡萄畑があるという証明書です。
トスカーナで最も古いカンティーナですよと話してくれました。
去年は1200年記念のイベントをカンティーナでしたそうです。
今は、アグリツーリズモもしていて、料理教室もやっています。
こんな立派な建物が建っています。
この地下に発酵や熟成の為の樽がずらりと並んでいます。

大樽がずらりと並んでいました。

黒っぽい濃い色の樽と、明るい色の樽があります。
明るい方はフランス産で、黒っぽい方がスロヴェニア産です。
スロヴェニア産の樽は、たばこやコーヒーの香りがあって、お気に入りだそうです。
次は、小樽の新樽が並んでいる部屋に通していただきました。
清潔感あって、きれいな部屋でした。

ここで樽に入っている熟成中のワインをテイスティングさせてもらいました。
まずは、トレッビアーノの白ワインです。
2000年に作り始めたばかりのワインです。
まだ日本には輸出されていません。
バリックより少し大きいトンノの樽で発酵させるそうです。
そのまま1年半樽で寝かせたあと、更に1年半瓶熟するとのこと。
樽から取った2004年のものは、酵母が残っていてパンのような香りがありました。
そんなに強い風味はまだ感じられなかったんですが、昼食の時に飲んだ2001年のものは凝縮感が強い濃厚なワインでしたよ。
その後、樽からカルミニャーノをテイスティングしました。
あと8ヶ月ほど熟成させて、来年2月に瓶詰めします。
以前は大樽で熟成させていたのを、98年にエノロゴ(醸造責任者)がステファノ・キョッチョリに変わり、それ以降トンノの樽で熟成させています。
さらに、すごいワインをテイスティングさせてもらったんですよ。
1200年記念ということで、去年だけ特別に作ったシラー100%の赤ワインです。
ここに見える6樽と、あと8樽の、合計14樽だけしかない貴重なワインです。

まだ熟成途中でありながら、すごくおいしいです。
目隠しで飲んだら、ローヌの上質なワインかと思うほど。
見学のみんなも、あまりのうまさに驚いていました。
樽買いできたらいいねって、話してました。
ただ、実際に販売するかどうかは分からないそうです。
いったん地上に出て、ヴィンサントの葡萄を干す建物に案内してもらいました。

ヴィンサントというのは、甘口のデザートワインです。
いったん収穫した葡萄を干して、水分を蒸発させて葡萄の糖度を上げることによって甘いワインが出来ます。
手間がかかるし、葡萄ひと房から出来るワインの量が少ないので高価なワインです。
ここが葡萄を干すスペースです。

ここに棚を作って葡萄を並べて、自然乾燥させます。
年によって違いますが、収穫後、翌年の2月か3月まで乾燥させます。
生産量は、ハーフボトルで5000本から6000本だそうです。
見学のあとは、昼食をいただきました。
シャンデリアのかかる素敵なダイニングルームに通していただきました。
白いテーブルクロスがかかったテーブルの上には赤いバラが飾られていて、贅沢な雰囲気です。
まずは、シャルドネです。2004年ヴィンテージ。
樽熟させていませんが、凝縮感とボリューム感があります。
しかも香りも味もクリーンで心地よく飲めるワインです。

次は樽からも飲ませてもらったトレッビアーノの2001年ヴィンテージ。
かなり濃い色。樽香も強くて飲み応えのある濃厚なワインです。
なんと、葡萄の実がある程度実ったときに、いったん、葡萄の房の下半分を切ってしまうそうです。
葡萄の上半分の陽が良くあたるところだけがワインになるという何とも贅沢な作り方。
しかも収穫は遅めの10月です。

料理ですが、まずは、麦のサラダ。
トマト、ラディッシュ、セロリが入っています。
こっちに来てよく見るのが、炊いたお米や麦を使ったサラダ。おいしいです。

トマトソースのニョッキです。

ニョッキの時に出されたチーズを入れる容器をつい撮ってしまいました。
貝殻のスプーンがいい感じ。

赤の1本目はカルミニャーノDOCG、Villa di Capezzana 2001 です。
生き生きとした心地よい果実味があります。
しかも全体的にまろやかで優しい味わいです。
本当においしいワイン。個人的にも気に入りました。

2本目はスーパータスカン Ghiaie della Furba 2001。
カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー30%、シラー10%という構成です。
79年がファーストヴィンテージです。
思いのほかタンニンが柔らかでバランスが良かったですよ。

驚いたんですが、75年にボルドーの1級シャトー、ラフィットから葡萄の苗木をもらってきて、ここに植えたそうですよ。
セコンドは牛肉でした。

デザートの時に、ヴィンサントを出してくださいました。
Vin Santo di Carmignano Reserva 1999 です。

とにかく素晴らしい味わい。
僕が今まで飲んだヴィンサントは、ちょっとひねた感じというか、カラメル香が強いものが多かったんですが、これは、みずみずしいフレッシュな面を強く持っています。
あまりに幸せで、貴重なワインにもかかわらず何度もおかわりをしてしまいました。
素晴らしい昼食でした。全てのワインがおいしくって、みんな満足していましたよ。
カルミニャーノって、日本ではそんなに見る機会はないですけど、今回の訪問でその良さを実感しました。
そして、CAPEZZANAはいい作り手です。
学校があるモンテかティにからクルマで1時間ほどです。
しばらくは街の風景ですが、カンティーナ近くの丘を登ると素晴らしい景色が広がりました。
カルミニャーノでワインを作っているのは14社だそうです。
そのうち、ワイン作りを本業にしているのは3つか4つで、あとは副業で作っているとのこと。
そして、このカペッツァーナ社だけでカルミニャーノの生産量の半分を占めています。
804年12月16日付の書面が残っていて、額に入れて壁に掛けてあるのを見せていただきました。
ここに葡萄畑があるという証明書です。
トスカーナで最も古いカンティーナですよと話してくれました。
去年は1200年記念のイベントをカンティーナでしたそうです。
今は、アグリツーリズモもしていて、料理教室もやっています。
こんな立派な建物が建っています。
この地下に発酵や熟成の為の樽がずらりと並んでいます。
大樽がずらりと並んでいました。
黒っぽい濃い色の樽と、明るい色の樽があります。
明るい方はフランス産で、黒っぽい方がスロヴェニア産です。
スロヴェニア産の樽は、たばこやコーヒーの香りがあって、お気に入りだそうです。
次は、小樽の新樽が並んでいる部屋に通していただきました。
清潔感あって、きれいな部屋でした。
ここで樽に入っている熟成中のワインをテイスティングさせてもらいました。
まずは、トレッビアーノの白ワインです。
2000年に作り始めたばかりのワインです。
まだ日本には輸出されていません。
バリックより少し大きいトンノの樽で発酵させるそうです。
そのまま1年半樽で寝かせたあと、更に1年半瓶熟するとのこと。
樽から取った2004年のものは、酵母が残っていてパンのような香りがありました。
そんなに強い風味はまだ感じられなかったんですが、昼食の時に飲んだ2001年のものは凝縮感が強い濃厚なワインでしたよ。
その後、樽からカルミニャーノをテイスティングしました。
あと8ヶ月ほど熟成させて、来年2月に瓶詰めします。
以前は大樽で熟成させていたのを、98年にエノロゴ(醸造責任者)がステファノ・キョッチョリに変わり、それ以降トンノの樽で熟成させています。
さらに、すごいワインをテイスティングさせてもらったんですよ。
1200年記念ということで、去年だけ特別に作ったシラー100%の赤ワインです。
ここに見える6樽と、あと8樽の、合計14樽だけしかない貴重なワインです。
まだ熟成途中でありながら、すごくおいしいです。
目隠しで飲んだら、ローヌの上質なワインかと思うほど。
見学のみんなも、あまりのうまさに驚いていました。
樽買いできたらいいねって、話してました。
ただ、実際に販売するかどうかは分からないそうです。
いったん地上に出て、ヴィンサントの葡萄を干す建物に案内してもらいました。
ヴィンサントというのは、甘口のデザートワインです。
いったん収穫した葡萄を干して、水分を蒸発させて葡萄の糖度を上げることによって甘いワインが出来ます。
手間がかかるし、葡萄ひと房から出来るワインの量が少ないので高価なワインです。
ここが葡萄を干すスペースです。
ここに棚を作って葡萄を並べて、自然乾燥させます。
年によって違いますが、収穫後、翌年の2月か3月まで乾燥させます。
生産量は、ハーフボトルで5000本から6000本だそうです。
見学のあとは、昼食をいただきました。
シャンデリアのかかる素敵なダイニングルームに通していただきました。
白いテーブルクロスがかかったテーブルの上には赤いバラが飾られていて、贅沢な雰囲気です。
まずは、シャルドネです。2004年ヴィンテージ。
樽熟させていませんが、凝縮感とボリューム感があります。
しかも香りも味もクリーンで心地よく飲めるワインです。
次は樽からも飲ませてもらったトレッビアーノの2001年ヴィンテージ。
かなり濃い色。樽香も強くて飲み応えのある濃厚なワインです。
なんと、葡萄の実がある程度実ったときに、いったん、葡萄の房の下半分を切ってしまうそうです。
葡萄の上半分の陽が良くあたるところだけがワインになるという何とも贅沢な作り方。
しかも収穫は遅めの10月です。

料理ですが、まずは、麦のサラダ。
トマト、ラディッシュ、セロリが入っています。
こっちに来てよく見るのが、炊いたお米や麦を使ったサラダ。おいしいです。
トマトソースのニョッキです。
ニョッキの時に出されたチーズを入れる容器をつい撮ってしまいました。
貝殻のスプーンがいい感じ。
赤の1本目はカルミニャーノDOCG、Villa di Capezzana 2001 です。
生き生きとした心地よい果実味があります。
しかも全体的にまろやかで優しい味わいです。
本当においしいワイン。個人的にも気に入りました。
2本目はスーパータスカン Ghiaie della Furba 2001。
カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー30%、シラー10%という構成です。
79年がファーストヴィンテージです。
思いのほかタンニンが柔らかでバランスが良かったですよ。

驚いたんですが、75年にボルドーの1級シャトー、ラフィットから葡萄の苗木をもらってきて、ここに植えたそうですよ。
セコンドは牛肉でした。
デザートの時に、ヴィンサントを出してくださいました。
Vin Santo di Carmignano Reserva 1999 です。
とにかく素晴らしい味わい。
僕が今まで飲んだヴィンサントは、ちょっとひねた感じというか、カラメル香が強いものが多かったんですが、これは、みずみずしいフレッシュな面を強く持っています。
あまりに幸せで、貴重なワインにもかかわらず何度もおかわりをしてしまいました。
素晴らしい昼食でした。全てのワインがおいしくって、みんな満足していましたよ。
カルミニャーノって、日本ではそんなに見る機会はないですけど、今回の訪問でその良さを実感しました。
そして、CAPEZZANAはいい作り手です。
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この記事へのコメント
1. Posted by
カッタ。
2005年06月12日 01:30
ワインテイスティングいいですねえ♪
ヴィンサント、美味しそうですね!私は飲んだ事ありませんが、ドイツのベーレンもしくは、トロッケンベーレンアウスレーゼのような感じなのでしょうか!
しかも、スーパートスカンまで、最高ですね!
イタリアといえば、ダ・マエダついに先週からリニューアルオープンしましたよ!
明日の日曜日フラワーアレンジメントの竹内先生と食事に行ってきます。また、ブログに書き込みますね。
ヴィンサント、美味しそうですね!私は飲んだ事ありませんが、ドイツのベーレンもしくは、トロッケンベーレンアウスレーゼのような感じなのでしょうか!
しかも、スーパートスカンまで、最高ですね!
イタリアといえば、ダ・マエダついに先週からリニューアルオープンしましたよ!
明日の日曜日フラワーアレンジメントの竹内先生と食事に行ってきます。また、ブログに書き込みますね。
2. Posted by
フレディー
2005年06月12日 16:04
カッタさん
以前飲ませてもらったドイツのワインはおいしかったね〜。
言葉で表現するのは難しいんだけど、今回飲んだヴィンサントはドイツのものとはちょっとニュアンスが違うかな。
ダ・マエダは気になってたんですよ。
レポートを楽しみにしています!
以前飲ませてもらったドイツのワインはおいしかったね〜。
言葉で表現するのは難しいんだけど、今回飲んだヴィンサントはドイツのものとはちょっとニュアンスが違うかな。
ダ・マエダは気になってたんですよ。
レポートを楽しみにしています!
3. Posted by Moet
2005年06月13日 18:40
おひさしぶりでーす。お元気そうで、またご活躍ですね!
楽しみに拝見しています。まさに行った気にさせていただいております。(^^ゝ
カッペツァーナのカルミニャーノ、一度だけ飲んだことがありますが、
とても美味しかったのを覚えています。
確かに日本ではあまり流通していないようですよね。
現地でしかもカンティーナで飲まれただなんて!うらやましすぎます。
これからも素晴らしいレポート、お待ちしております。
楽しみに拝見しています。まさに行った気にさせていただいております。(^^ゝ
カッペツァーナのカルミニャーノ、一度だけ飲んだことがありますが、
とても美味しかったのを覚えています。
確かに日本ではあまり流通していないようですよね。
現地でしかもカンティーナで飲まれただなんて!うらやましすぎます。
これからも素晴らしいレポート、お待ちしております。
4. Posted by sexyF
2005年06月14日 02:00
ブログには全然関係ない話だけど
アブルッツォのNONNA LUISAってパスタがあります。
ものすごく美味しい☆
とくにビカティーニがたまらん。
以前は明治屋でも売られてたのですが。。。
見つけた送ってください!
無理ならFAXでも。。。
アブルッツォのNONNA LUISAってパスタがあります。
ものすごく美味しい☆
とくにビカティーニがたまらん。
以前は明治屋でも売られてたのですが。。。
見つけた送ってください!
無理ならFAXでも。。。
5. Posted by sexyF
2005年06月14日 02:01
ビカティーニ。。。
ブカティーニじゃん。
はずかし。
ブカティーニじゃん。
はずかし。
6. Posted by
フレディー
2005年06月14日 07:25
Moetさん
お久しぶりです。コメントうれしいです。
本当にカンティーナに訪問してワインが飲めるって幸せなことですよね。
毎日夕食は受講者みんなで、うだうだとワインを飲みながらゆっくり食べていて遅い時間になるし、勉強もしないといけないし(←言い訳)、何かと時間が取るのが大変ですが、こうやって読んでくれる人がいると思うと、出来るだけ更新したいなと意欲がわいてきます。ま、ぼちぼちアップしていきますので、これからもよろしく!
sexyFさん
そんなにおいしいパスタがあるんですね。
こんど街に出たら探してみます。
お久しぶりです。コメントうれしいです。
本当にカンティーナに訪問してワインが飲めるって幸せなことですよね。
毎日夕食は受講者みんなで、うだうだとワインを飲みながらゆっくり食べていて遅い時間になるし、勉強もしないといけないし(←言い訳)、何かと時間が取るのが大変ですが、こうやって読んでくれる人がいると思うと、出来るだけ更新したいなと意欲がわいてきます。ま、ぼちぼちアップしていきますので、これからもよろしく!
sexyFさん
そんなにおいしいパスタがあるんですね。
こんど街に出たら探してみます。






























































