2005年06月14日

イタリア・トスカーナの小さな街にあるミシュラン二つ星レストランに行ってきました。

授業が休みの日曜日に足を伸ばしていいレストランに行ってきました。

今回のソムリエ養成コースには、Castelnuovo Berardenga の"La Bottega del 30"という一つ星のレストランなどトスカーナで修行していた女性の料理人が参加しているんですけど、彼女が中心になって企画してくれました。

Colle di Val d'Elsa という街にあるミシュラン二つ星、アルノルフォ(Arnolfo)に総勢5名で出向きました。

結構、行くのに時間がかかるんですよ。

滞在先のモンスマーノからモンテカティーニまでバスで15分ほど。
それからバスを乗り換えてフィレンツェまで1時間。
フィレンツェからシエナ行きのバスに乗って1時間ほどで到着です。

小さな街でした。
ちょうど広場で市場が出ていました。
広場

この広場からお店までかなりきつい坂道を登らないといけないんです。

タクシーを探したものの見つからなかったので、歩いていくことにしました。

息を切らせながら10分から15分でお店に着きました。

お店の近所はこんなところです。
坂道

料理は、90ユーロのメニューにしました。

全ての料理を紹介しましょう。

最初の皿は、手でつまんで食べるかわいいスナックたちです。
アミューズ

左端のスプーンに乗っているのがトマトをペースト状にしたもの。
右へ向かって順に、ハムのカナッペ、レバーのパイ、ジャガイモのスープです。


小さいフォッカッチャ(トマト、アンチョビ&オリーブ、タマネギ)とグリッシーニもすぐに出てきました。
透明のパン皿がおしゃれ。
画像はないですが、これとは別にパンがあ5種類くらいあって、パンもおいしかったです。
パン


鳩の骨付きもも肉のテンプラです。イタリア語でも「テンプラ」って説明してくれましたよ。
鳩の下は、ジャガイモのピュレをパイ生地で筒状につつんだもの。
鳩テンプラ


次もかわいい大きさのものが細長いお皿に並んで出てきました。
アントレ

それぞれの拡大写真です。

プチトマトの中に野菜を細かくみじん切りしたものが詰まっています。
トマトの薄皮をリボンのように上に持ち上げているのがきれい。
トマト

アンコウの身の上にタコの薄切りを乗せたもの。
タコ

左はオマールを細かくほぐしたもの。
右上は、トマトのエキスをゼリーで固めたものの上にトマトのピュレ。
右下は生のトマトです。
オマール


エビ3種。
アーモンドを衣にしてフライにしたもの、ゼリーでかためたもの、軽く火を通したエビの身にスキューマ(泡立っているの)をかけたもの。
エビはプリプリでおいしかったですよ。
エビ


中央はポロネギが入ったムース。そのまわりに鮮やかな緑のエンドウ豆のスープ。
豆


スズキの入ったラビオリ。
しっかり白身魚の食感があって、しかも深い味。
ズッキーニの花の中には魚のすり身とディルとにんじんのみじん切りが入っていました。
あと、エビとプチトマト。
バターの風味がしました。
ラヴィオリ


鳩です。
シルバーの棒状のものは初めて見ました。
骨付きのもも肉がしっかり固定してあって、手を汚さずに食べることが出来ます。
モモの部分にはレバーのペーストが付けられていました。パイ生地が巻かれています。
鳩

同時に小さい皿で出されたのがこれ。
底に黒(赤?)タマネギ。その上にフォアグラを鳩の肉で巻いたもの。
フォアグラ

チーズが少しずつ4種類。
チーズ


デザートです。
デザート


おしまいかと思っていたら、もう一皿デザートが出てきました。
グラスにはヨーグルトのジェラートとイチゴ。
デザート2

小菓子です。
プチフール


ワインですが、まず席についてすぐにカ・デル・ボスコのスプマンテをグラス1杯づついただきました。

白ワインはこれ。
白

ヴァレンティーニのトレッビアーノダブルッツォ 2000。
50ユーロ。

リストに98年があったので注文したら、スタッフがすぐに席に戻ってきて、ごめんなさい品切れですと言われて2000年にしました。

思ったよりおとなしくて、優しい味わいでした。


赤は鳩にあわせてシラーにしました。
シラー

トスカーナの IL BOSCO 1999。
60ユーロ。

デキャンタしてくれたこともあってか、はじめから柔らかくて、おいしく飲めました。
しっかり凝縮していますがエレガント。

チーズが出てきたときには、シラーは飲み干していたのでもう1本注文しました。
ドルチェット

サンドローネのドルチェットダルバ 1998。
30ユーロ。

さすがにシラーのあとはかわいそうでしたが、果実味十分で凝縮感のあるいいワインでしたよ。


ダイニングルームはこんな感じです。
白がベースで清楚なインテリアで好感が持てます。
ダイニング


このお店に日本人のサービススタッフがいらっしゃたんですよ。

東京で長年サービスの仕事をしていたそうですが、イタリアに来てまず半年ほど語学学校に通って、人の紹介でこのお店に来て、約8ヶ月ほ勤めているそうです。
優しい笑顔の素敵な方でした。

彼によると、夏場には、日本人が毎日必ず一組は来るそうですよ。

しかも毎日満席のようです。

わりと田舎町で、フィレンツェからも足が良くない立地でこれだけお客さんが来るとはすごいですね。

お客さんはイタリア人よりも外国人の方が圧倒的に多いそうです。


ここには料理人が15人ほどいるそうですが、そのうち日本人が3人勤めています。

僕たちの席に一人の日本人の料理人の方に来ていただいてお話を伺いました。

働きやすい職場のようです。
いい食材が入ってくるので勉強になるとおっしゃっていました。

目的意識を持って生き生き働かれている様子が伝わってきて、僕たちもがんばろうという気持ちになりましたよ。


窓からの眺めが素晴らしかったです。
窓

茶色い部分は麦畑ですが、ひまわりと輪作をしているそうなので、来年の夏にはひまわりがいっぱいの素晴らしい景色になりますよ。

夏にはテラスに席を作るそうです。
イタリアで1、2を争うほどの素晴らしい眺めだそうです。


食事の途中に、シェフが2回も席に来て声を掛けてくれました。
料理と同じように繊細な人とお見受けしました。

サービススタッフも気さくな方で、心地よく食事を楽しめました。
エレガントないいレストランだと思います。




ARNOLFO RISTORANTE

COLLE DI VAL D'ELSA - SIENA - ITALIA

http://www.arnolfo.com/

お店のホームページには、ワインリストもPDFで公開されていますよ。

grazie_arigatou at 06:45 │Comments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ! ソムリエ養成コース受講の為イタリア滞在(2005年5月〜7月)  | トスカーナ 2005

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この記事へのコメント

1. Posted by 冨田英輔    2005年06月16日 02:08
blob、更新ごとに拝見させてもらってます。

料理の画像などは、参考にと気になるものをファイルさせてもらってます。
絵の様ですね、皿に描かれた、窓枠に描かれた。素敵です。

今日、今のお店の店長と素材の話をしてました。

太陽が豊かなイタリアでの野菜、果物はやっぱりおいしいですか?
それとも、品種の研究、探求にどんよくな日本での果物は負けてませんか?

2. Posted by フレディー    2005年06月17日 05:31
冨田さん、いつも見てくださってありがとうございます!

料理は見た目の美しさも大事ですね。
お皿を出されてまず最初に感じるのは視覚ですもんね。

こちらの野菜はおいしいですよ。
ただ、僕にとっては、日本の野菜に比べてムチャクチャ味が濃いとは感じないんですよね。
でも、スーパーや市場に行くと、日本では見ない野菜や果物があって楽しいですよ。
いつも昼食を食べに行く食堂で出てくるフィノッキオ(ウイキョウ)のグラタンはおいしいです。
フィノッキオってまず日本では食べないですもんね。
こっちにいる間にいっぱい食べておきます。

それと違うのが野菜の火の入れ方。
こっちはクタクタになるまで茹でたり煮たりしています。
僕はこっちの方が好きなんですよね。
3. Posted by Hiruccio    2005年06月20日 01:34
フレディーさん。いつも書き込み有難うございます!!

毎日、優雅にがんばってられますね。すんばらし!!

アルノルフォは僕も2回ほど行ったことがありますし、シェフが来日されたときに通訳をしたことがありました。お元気でしたでしょうか。

相変わらず洗練されたメニューですね。
もう、本当にうらやましいです(^^;)

野菜のクタクタ・・・最初僕は軽蔑していたんですが、最近凄く好きになってきました。というか・・・やはりワインに通じる素材に味わいの引き出し方のヨーロッパの根本的思想を感じさせます。

色より、食感より、やはり旨味、香味が優先するということでしょうか。
4. Posted by フレディー    2005年06月20日 06:16
Hiruccioさん

なんと、シェフの通訳をされたとは。スゴイ!!
シェフは元気そうでしたよ。

野菜のクタクタは、共感してもらえてホッとしました。
さすが、説得力のあるコメント。
僕もこんな表現力を身につけたいです。

表現力といえば、僕たちがこの日に飲んだヴァレンティーニをブログ(↓)で取り上げていらっしゃいますが、素晴らしい文章ですね。
http://plaza.rakuten.co.jp/viteitalia/diary/200506180000/
詳細なテイスティングレポートが楽しみです。

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フレディーこと、ワインバー・ロスコ店主 笹山 等
2007年12月22日、ワインバー・ロスコ(http://www.winebar-rothko.com/)を京都にオープンしました。ワインは、シャンパーニュ以外は全てイタリアワインです。その他、マデイラ、ポート、グラッパなど、食後酒もご用意しています。メールマガジンを発行しています。バックナンバーと配信登録はこちらです


シチリアで食べたパスタが忘れられません。2階のテラスで、昼間に景色を見ながらの食事で、ムードも満点でしたが、味も繊細で大当たりでした。タオルミーナは海はきれいだし、山の上から見おろす景色は素晴らしいし、料理はおいしいし、いいところでしたよ。地元の人は親切で、よく喋る人が多くて、楽しく過ごせました。シチリアはお勧めですよ〜。また行きたいです。

斎藤一人さんが好き。「ついてる!」「幸せだなあ」「ありがたいなあ」「感謝してます」「困ったことは起こらない」「許します」など、つぶやいています。

お客さんも、取引業者も、スタッフも、そして自分自身も、関わる人みんながハッピーになれるビジネスを展開したいと思っています。

自分の特性を生かして、楽しくてワクワクすることを喜んでしていると、自分が幸せに生きられるばかりか、他の人への貢献にもつながっていくと思っています。

流れに乗って自分の人生の展開を楽しんでいきますよ〜。

【好きなもの、興味あること】
ワイン、日本酒、蕎麦、パン、マクロビオティック、海外旅行、オペラ、バレエ、歌舞伎、和菓子、起業、絵を見ること、地球村

【好きな人・影響を受けた人】
佐渡裕、小澤征爾、チョン・ミュンフン、マリア・カラス、ルチアーノ・パヴァロッティ、シルヴィ・ギエム、サラ・ブライトマン、本田美奈子、QUEEN、矢沢永吉、中村天風、斎藤一人、本田健、小阪裕司、神田昌典、道幸武久、神王リョウ、ロバート・キヨサキ、飯田史彦、小林正観、渡邉美樹

【好きな画家】
フェルメール、アンリ・マティス、クロード・モネ、ピエール・ボナール、アルベール・マルケ、エドワード・ホッパー、アンドリュー・ワイエス、マーク・ロスコ
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