2005年08月12日

本場ナポリで食べたピッツァは最高でした。

だいぶ前になりますが、ソムリエ試験終了後、研修旅行としてナポリに行ってきました。


ナポリといえばピッツァですね。
ピザ


僕も本場のピッツァが食べたくて、6年前に一人でナポリに行きましたが、それ以来の訪問です。

ところで、パンツェッタ・ジローラモさんが書いた「パスタとワインと豚のシッポ」とう本は読んだことがあるでしょうか(「極楽イタリア人になる方法〈2〉」というタイトルで文庫にもなっています)。

彼はナポリ出身なのでピッツァにはかなりの思い入れがあります。

その本にこう書いてあります。

「ナポレターノ(ナポリ人)はナポリ以外でピッツァを食べることはない。」

どんな腕の良いピッツァヨーロ(ピッツァ職人)でも、ナポリ以外ではナポリで作っていたようなピッツァは作れないということと、もう一つそれ以前に、よその土地ではナポリのスタイルとは違うものが多いということです。

彼は誰かがこんなことを言っているのを聞いて絶望したと書いています。
「大きくて薄くてサクサクパリパリしたイタリアン・ピッツァ」

ナポリのピッツァって厚みがあって柔らかいんですよね。

縁は膨らんでいて、香ばしい焦げ目が付いていて、口に含むと歯ごたえがあります。

彼は事細かくナポリのうまいピッツァの定義をこの本に書いています。

ナポリの食べ物やナポリ人の気質について書かれている「パスタとワインと豚のシッポ」は面白いですよ。おすすめです。


さて、その本場のピッツァを食べたお店はここ。
マリーノ

高級ホテルが建ち並ぶサンタ・マリア港から少し内陸に入ったところにあるマリーノ(Marino : via Santa Lucia 118)という庶民的なお店。

ナポリのピッツァといえば、マルゲリータかマリナーラが基本でおいしいんですが、変わったものも頼んでみました。
テーブル

歩道に並んだ外の席でナポリの空気を満喫しながら食べたピッツァはどれも良かったですよ。
やっぱり、しっかりした生地がおいしいです。

こちらはカルツォーネ。
中身の具は何だったか忘れちゃいました(泣)。
カルツォーネ

ワインは地元のカンパーニャ州のものを選択。

白は、タブルノ(TABURNO)。葡萄品種はファランギーナです。
ファランギーナ

赤は、アリアニコ。葡萄品種の名前です。
アリアニコ

みんな試験の直後だったので、DOCも葡萄品種も良く覚えてましたね。
だから、ワインリストをみてもこれはどの地域のワインって分かるんですよ。
みんなで楽しんでワイン選びが出来ました。

昼間からワインを飲むのはいい気分です。
しかも、地元のワインですからね。幸せいっぱい。

さらに、こんなのが出てきました。
パン粉とニンニクとオリーブオイルをかけてオーブンで焦げ目をつけたもの。
白魚

鰯のフリット。
フリット

どちらもシンプルな料理だけど、うまいうまい。
さすがに海が近いから素材が新鮮ですね。

この店はピッツァだけでなくて料理にも期待できます。
あー。また行きたい。


ところで、ナポリってフィレンツェとは明らかにムードが違います。
これは駅前の様子ですが、ごちゃごちゃしていて、良く言えばエネルギッシュ。悪くいえば猥雑で汚い。
駅前

駅からタクシーに乗って、サンタ・ルチアに行く途中でも、駅近辺はゴミが多いし、露天の店が多くてアジアチックでしたねー。

一方、サンタ・ルチアのあたりは、高級ホテルが並んでいて、海に面した道にはきれいなテーブルを並べたカフェやレストランがあるし、海にはヨットやクルーザーが泊めてあって雰囲気が全く違います。

海のそばにある老舗のネクタイ屋さんに連れて行ってもらいました。
ネクタイ

店は小さいんですけど、品揃えはたっぷり。
有名みたいで、つぎつぎお客さんが入ってきます。
お店の人もみんな親切で丁寧な接客でした。

このあたりから高級ブランドショップが並ぶ通りになっています。
駅周辺と違って落ち着いたムードでした。
通り

こんな立派なライオン像もありました。
ライオン

海岸からの眺めは素晴らしいですよ。
残念ながら写真はきれいに撮れませんでしたが、実際には「ナポリを見てから死ね」も納得の景色です。
海岸


ナポリ市内を散策した後は、クルマでトーレ・ガイアというカンティーナを目指しました。

1時間くらいで到着と聞いていましたが、途中で大雨が降り出したのと渋滞していたのとで2時間以上かかってしまいました。

葡萄畑に囲まれている醸造所の中にレストランと宿泊施設があります。
トーレガイア

醸造所を見学して、少しワインをテイスティング。
ワイン

写りが悪いですが、左端のスプマンテが素晴らしかったです。
酸がきれいなんですよね。
とてもこんな南で作っているとは思えないような味。
シャンパーニュのブランドブランといわれたら信じてしまいそうなレベルです。

その後は他のワインを飲みながら、エノロゴ(醸造責任者)を交えて夕食。

翌日は畑を案内してもらいました。
畑

葡萄はこれくらいの生育具合でした。
ぶどう

サラミ工場にも行ってきましたよ。
さらに田舎で、山の中にあります。
風景

サラミを熟成させているところ。
この部屋はカビのにおいに圧倒されました。
カマンベールなど白カビチーズの香りをもっともっと強烈にした感じです。
サラミ

サラメ、ラルド、パンチェッタなどたくさん試食させてもらいました。
深みのある味でおいしかったです。
ハム

ここでは自然の作り方をしていて、材料になる豚も、森の中で自分でえさを探してくる黒豚を使っているそうです。
イタリアの料理&ワイン雑誌「ガンベロロッソ」に掲載された記事も見せてくれました。
奥さん

grazie_arigatou at 11:34 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ! ソムリエ養成コース受講の為イタリア滞在(2005年5月〜7月)  | カンパーニャ 2005

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by nemo    2005年08月12日 18:33
ピッツァ・・・ピッツアって・・・。
そんなにふんわりしてるんや・・・。ゴメンナサイ。私も知りませんでした。
私は学生の頃、アメリカに遊びに行ったことがあるんやけど、
そこで食べたピザは、「薄くて、大きくてパリッ」としたピザでした。

結構、おいしかったけど。

ピザも国によって、いろいろとアレンジが違うんですね。
日本でも本格的なピッツァが食べられるお店を探して、
機会があったら、行ってみたいなぁ・・・と思いました。

・・・うー・・・おいしいワインとピッツァとパスタ・・・・・
食べたいよぉぉ〜。

今度また16日に大文字見に行くつもりでーす。
2. Posted by フレディー    2005年08月12日 21:54
nemoさま

あくまでもナポリのピッツァがこういうスタイルだということです。
ローマのは薄かったですよ。
まあ、僕たちはナポリ人じゃないので、そのときの気分に応じて、おいしく感じるものを食べましょう。

16日は大文字ですね。
普通なら、これで夏も終わりかーって気分になるべきなんでしょうけど、まだまだ暑い日が続くでしょうね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
過去の記事はこちらからどうぞ。
これまで書いた記事のカテゴリー別分類
私のプロフィールです。
フレディーこと、ワインバー・ロスコ店主 笹山 等
2007年12月22日、ワインバー・ロスコ(http://www.winebar-rothko.com/)を京都にオープンしました。ワインは、シャンパーニュ以外は全てイタリアワインです。その他、マデイラ、ポート、グラッパなど、食後酒もご用意しています。メールマガジンを発行しています。バックナンバーと配信登録はこちらです


シチリアで食べたパスタが忘れられません。2階のテラスで、昼間に景色を見ながらの食事で、ムードも満点でしたが、味も繊細で大当たりでした。タオルミーナは海はきれいだし、山の上から見おろす景色は素晴らしいし、料理はおいしいし、いいところでしたよ。地元の人は親切で、よく喋る人が多くて、楽しく過ごせました。シチリアはお勧めですよ〜。また行きたいです。

斎藤一人さんが好き。「ついてる!」「幸せだなあ」「ありがたいなあ」「感謝してます」「困ったことは起こらない」「許します」など、つぶやいています。

お客さんも、取引業者も、スタッフも、そして自分自身も、関わる人みんながハッピーになれるビジネスを展開したいと思っています。

自分の特性を生かして、楽しくてワクワクすることを喜んでしていると、自分が幸せに生きられるばかりか、他の人への貢献にもつながっていくと思っています。

流れに乗って自分の人生の展開を楽しんでいきますよ〜。

【好きなもの、興味あること】
ワイン、日本酒、蕎麦、パン、マクロビオティック、海外旅行、オペラ、バレエ、歌舞伎、和菓子、起業、絵を見ること、地球村

【好きな人・影響を受けた人】
佐渡裕、小澤征爾、チョン・ミュンフン、マリア・カラス、ルチアーノ・パヴァロッティ、シルヴィ・ギエム、サラ・ブライトマン、本田美奈子、QUEEN、矢沢永吉、中村天風、斎藤一人、本田健、小阪裕司、神田昌典、道幸武久、神王リョウ、ロバート・キヨサキ、飯田史彦、小林正観、渡邉美樹

【好きな画家】
フェルメール、アンリ・マティス、クロード・モネ、ピエール・ボナール、アルベール・マルケ、エドワード・ホッパー、アンドリュー・ワイエス、マーク・ロスコ
私に直接連絡を取りたい方は、以下のアドレス宛にメールをお送りください。

grazie_arigatou@yahoo.co.jp
ぜひ見てほしいページへのリンク集です。
「ミシュラン」でレストラン情報はバッチリ
イタリアワインの偉大な作り手が概観できる
イタリアワインといえば林茂さん
敬愛する斉須シェフの本
私の師匠、道幸武久の本
私も受講しています。超オススメ。神王リョウさんの「ir大学」。一緒に夢を生きましょう!

Click Here!

大好きな斎藤一人さんの本。元気が出ます。
幸せに生きたい人は必読!本田健さんの本。
飯田先生の生きがい論
大好きなサラ・ブライトマンの最新ライブ
僕が大好きなオペラ、モーツァルト「魔笛」
パリが舞台の恋愛物語。甘いメロディー