2005年08月19日

特別なオリーブオイルのテイスティング


気分転換でテンプレートのデザインを変えてみました。

元に戻すかもしれないけど、しばらくこれで行きます。



ソムリエ養成コース受講中の7月上旬、食の展示会に行ってきました。

開催されたのは、カラーラ(Carrara)だったと思います(記憶があやふや)。

トスカーナ州ですがリグーリア州にかなり近いところです。

大きな見本市会場で、イタリア各地のワインや食材が展示・販売されています。

会場風景です。
会場



こんな大きなパンも置いてありました。
パン



チーズもたくさん。
チーズ



南の方の地域から出展していたあるブースで試食させてもらったんですけど、すごくおいしかったです。
オレッキエッティ


茹でたてのオレッキエッティというショートパスタ(耳たぶという意味です)をリコッタチーズで和えたもの。


イタリアソムリエ協会(AIS)も出展していました。
AIS


遅い時間には満席でした。何十種類というワインをグラスで出していましたよ。

ここの責任者が招待してくれたので、タダでたくさん飲ませてもらえてラッキー。


会場の一角に作ったセミナールームで、オリーブオイルのテイスティングをしました。

まずは生産者からお話しがありました。

「大手の会社のものは、各地から様々なオイルを集めてきて瓶詰めするので、せっかく高い意識を持った農家が質の高いオリーブを育てても、大量の質の低いオイルと混ぜられてしまう。」

「大手と違い、収穫から極く短時間でオイルにしている。」

「オリーブオイルもワインと同様に、畑の環境や、品種によって個性が違う。ワインの世界では、以前は白と赤の違いくらいのレベルしか認識されていなかったが、最近はシャルドネやメルローなど葡萄品種の違いによって個性が違うことが認識されている。オリーブオイルにおいても、オリーブの品種によって香りや味が異なるので品種ごとに製品を作っている。品種ごとの個性を味わってほしい。」

ワイン・料理批評家の大御所、ルイジ・ヴェロネッリ(Luigi Veronelli)にも共感され、彼もこの考え方を広める活動をしていたそうです(彼は最近亡くなってしまいましたが)。

そのため、この考えに共鳴する生産者たちのボトルには、ヴェロネッリの名前の入ったロゴが貼られています。

興味がある方は、イタリア語ですが、このサイト(http://www.oliosecondoveronelli.it/)をご覧ください。

熱く語ってくれた生産者お二人です。
生産者



イタリアソムリエ協会では、最近、オリーブオイルのコースも出来たんですが、テイスティングに使っているグラスがこれです。
グラス



テイスティングには、30〜35度の温度が良いとのことで、手のひらにのせて温めます。

見た目、香り、味を評価するのは、ワインと同じです。

味をみるときはおよそスプーン1杯くらいの量を口に含みます。舌全体にまわして、口に含んだままスースーと空気を口に吸い込みます。そして飲み込みます。

この日テイスティングしたのは、あらかじめ用意されていたこの4種類と、その後さらに2種類が追加されました。
テイスティング



彼らが作ったオイルに加えて、一般に流通している大手のものも一つ含まれていましたが、やっぱり違うんですよねー。

特に飲んだらよく分かりました。とにかくまずいんですよ。化学的ないやな後味が残りました。

それぞれ、個性があって面白かったです。

香りでは、爽やかな草の香りのするものもあれば、青リンゴの香りがするものもあり。

粘性も強いものあり、そうでもないものあり。

それに収穫された年によっても違いが出ますよね。

だから、彼らのオイルには収穫された年や瓶詰めされた日が表示されています。

オリーブの木の品種の名前はもちろん、成分などラベルには情報がたくさん書かれています。

貴重な経験が出来ました。


あと、彼らが言っていたことで印象的だったのは、1ヘクタールの土地からワインは100本出来るけれども、オリーブオイルは15本しか出来ないということ。

なかなか利益を出すのは難しいでしょうが、ぜひこの運動が広まっていってほしいと思います。

小さな生産者が作る高品質な品種ごとのオリーブオイル、注目ですよ。

grazie_arigatou at 22:35 │Comments(6)TrackBack(0)この記事をクリップ! ソムリエ養成コース受講の為イタリア滞在(2005年5月〜7月)  | トスカーナ 2005

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この記事へのコメント

1. Posted by WG吉田    2005年08月20日 09:11
おはようございます!。先日から、ブログを拝見してます。自分の幸せが他の人の幸せにつながる、という生き方の姿勢と、それを、自然に実践されているフレディさんのページは、とても楽しく、気持ちよくなります。
オリーブオイルのテスティングは、日本でも開かれていますが、このブログで、なるほど、と思われた方も多いでしょうね。1ヘクタールの土地でワイン100本に対してオリーブオイルは15本!これは私も初めて知りました。
2. Posted by フレディー    2005年08月20日 12:24

WG吉田さま

コメントありがとうございました!
光栄です。
これからも張り切って書いていきますのでよろしくお願いします。

こうやって具体的に数字を出して説明してくれるとオリーブオイルの面積あたりの収穫量の少なさが良く理解できていいですね。
値段が高くなるのも分かるような気がします。
確かに僕が目にしたオリーブの畑は、木の間隔が広かったです。

3. Posted by 観る児    2005年08月20日 20:34
オリーブオイルも深いんですね!
味わうことで分かることがある。
僕たちの扱う建材も同じです。
実際触れて感じる。
自分と共に暮らす「家」に使うモノですから・・・
フレディーさんの姿勢・・・素晴らしい!

おおきに!
4. Posted by フレディー    2005年08月21日 01:25

観る児さん

そっか、建材も同じなんですね。
やっぱり、触れて感じることは大切ですね。
この意識はずっと持っていたいと思います。

5. Posted by まさきこ    2005年08月23日 06:19
テンプレート変えられたのですね。気分が変わっていいですね〜。

こういう展覧会って疲れるけど発見が多いと嬉しいですよね。
フレディーさんはいつも前向きだから素敵なものがたくさん見つかるんでしょうね。

私も見習います!
6. Posted by フレディー    2005年08月23日 18:26

まさきこさん

テンプレート変更への肯定的なご意見ありがとうございます。文や写真はおなじでも、テンプレートを差し替えるだけでムードががらっと変わるって面白いです。

まさきこさんこそ、前向きじゃないですか。フランスでの積極的な活動の様子はブログで見せてもらっています。必ずいい結果が出ます。応援していますよ。

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