2006年05月08日
フィレンツェ郊外の二つ星「ラ・テンダロッサ」
2006年4月5日、ミシュランが星二つをつけているエレガントなレストラン、ラ・テンダロッサ(La Tenda Rossa)に行ってきました。
行きはバスで行ったんですが、フィレンツェS.M.N.駅近くのSITAのバスターミナルから乗って、40分か50分くらいかかったような気がします。くねくねした細い道を上っていきます。あまりに急カーブなので、対向車に注意するためクラクションを鳴らしながら走っていきます。やがて小さな田舎町に着きました。バス停の前に小さな広場があって、その一角に店があります。
ドアを開けると、こんなステキなウエイティングスペースがあります。開店時間の前に着いてしまったのでここでしばらく待たせてもらいました。
席に着くとシャンパーニュを注いでくれました。そう、イタリアのスプマンテではなく、フランスのシャンパーニュなんですよね。銘柄は忘れましたがとてもおいしかったです。この代金は最後の請求書には載っていませんでした。粋なサービス。
シャンパーニュを飲みながらじっくりメニューを検討しました。結局アラカルトで食べたいものを選んで取り分けてもらうことにしました。3人で行ったんですが、アンチパストとプリモはあらかじめ一人一皿に盛りつけた状態で持ってきてもらって、セコンドは本来の一皿をそのままテーブルに出してもらうというスタイルになりました。
突き出し。すいません。どんな味か忘れてしまいました。
パン皿には先ずはパリパリの薄焼きせんべいのようなものを乗せてくれました。食事が進むにつれて、複数の種類のパンを出してくれます。
最初の料理は、フォアグラ料理。メニューには、Fantasia di fegato grasso d'oca con pan-dolce と書いてありました。フォアグラが様々な味付けをされています。カカオが乗せてあったり、洋梨とラズベリーを煮詰めたものあり、チコリとセロリを甘く味付けたものありで、フォアグラをいろんなバリエーションで楽しめました。
これがこの料理と共に出されたパン。ほのかに甘くて、カリッとトーストされていました。
そして、一緒に甘口のワインはいかがですかと勧めていただきました。レストランの近くでできるワインだそうです。ぶどう品種はセミヨン中心。フォアグラに甘口ワインを合わせるのは王道ですが、こうやって料理にぴったりのワインをグラス単位で勧めてもらえるのはうれしいものです。
前菜の2皿目は小イカにしました。イカの中にはオマールエビが詰められています。皿の中心のオレンジ色のものは、ショウガ風味のカボチャのムースで、焦げ目がついています。メニューには、"Sole" di piccoli calamari ripieni all'astice e crema bruciata di zucca gialla aromatizzata alla radice di zenzero と書いてありました。
この日、頼んだボトルは、Brunello di Montalcino La Casa 1993 (Caparzo)。78ユーロ。ここのワインリストは充実していましたが、いいワインがずらっと並んでいて、値段も高いものばかり。その中でも手頃な値段のワインを探していたらこれが引っかかりました。しかし、ボトルの写真を撮るのを忘れてしまったので画像はなしです。こうやってグラスをワインで洗ってくれました。店内は彫刻がいくつも置いてありました。
ダイニングルームは落ち着いた雰囲気。彫刻と植物が和ませてくれます。
パスタはキタッラを頼みました。Spaghetti alla chitarra con frutti del mare, medaglioni di astice, calamaretti al nero e grattata di bottarga di muggine です。バジリコのソースが絡んだもっちりした麺に、オマールが乗っていて、カラスミが掛けてあります。横にはイカスミで和えた小さなイカ。
お次はSacchettini di anatra muta su zabaione salato di pecorino da "Pienza"。鴨肉を詰めたパスタ。ペコリーノチーズがかかっています。ザバイオーネソースがカラメルっぽい味。鴨に野性味があって奥行きがあります。
セコンドは、こんな風にクロッシュがかかって、うやうやしくテーブルに登場しました。
セコンドはシエナの貴重な豚、チンタセネーゼ、キャベツのムース添え(Filettino di cinta senese consalsa aromatizzata al caffe e puree di cavolo: nero, verzotto e fiore verde)。
それに、鳩の胸肉、ポルト酒のソース、ウンブリア産黒トリュフ掛け(Petto di piccione con sottopelle le sue rigaglie in salsa di Porto, tartufo nero di Norcia e la coscetta croccante farcita di fegato grasso)。
あまりに満腹でデザートは注文しませんでした。それでも小菓子は登場。
正直な料理の印象を書きましょう。プリモまではすごく感動した料理ばかりでした。しかし、セコンドはどちらも、さらに感動を深めてくれる味わいではありませんでした。サービスは女性二人が中心にしてくれましたが、とても暖かく、しかも洗練されたものでした。ダイニングルームの雰囲気もいいし、二つ星の価値は十分に感じられました。サービス料という名目の余分なお金を請求されなかったのも好感が持てました。会計は3人トータルで337ユーロ。帰りは夜遅かったのでタクシーを呼んでもらいました。しかしあまりに高かった。フィレンツェ中心部まで1万円近くかかったと思います。
フィレンツェの様子を少し見ていただきます。これは中央市場のハム屋さん。
やっぱりドゥオーモはフィレンツェの象徴。
雲ひとつない青空でした。ここはアルノ川。
サンタマリアノヴェッラ教会です。
今回初めてサンタマリアノヴェッラ教会の中に入りました。美しいステンドグラス。






























































