2008年03月17日
チェレットのワインと共にイル・ギオットーネでランチ
ピエモンテ州の優秀な作り手、チェレット社の栽培・醸造を担当しているアレッサンドロ・チェレットさんのお話を聞きながらイル・ギオットーネでランチをとってきました。通訳はイタリアワイン界の第一人者、林茂さん。僕の席はチェレットさんと林さんの真っ正面だったので、少々緊張しながらのスタートでした。
イル・ギオットーネは、東山の八坂の塔のすぐ横にあります。塔の敷地には、種類は分かりませんが、みかんの一種がたわわに実っていました。今日の京都はいい天気で暖か。気持ちいいです。
まずはスプマンテ「ベルナルディーナ ブリュット 1997」。通常の年はシャルドネとピノ・ネロの二つの葡萄を使いますが、この年は暑い年であったためピノ・ネロのみを使用しているとのこと。厚みがあってふくらみがある立派な味わいでした。白は、アルネイス・ブランジェ 2007と、アルバレイ 2004(リースリング100%)。
料理は今回のチェレットのワインに合わせて笹島シェフが考えた特別コース。この画像は2皿目の料理。サーモンのコンフィ、ウイキョウ、こがねみかんのサラダ仕立て。セロリやハーブのほろ苦さと、みかんの酸味がワインと寄り添います。
なんとチェレット社はロエロ・アルネイスの畑の4分の1をも所有しているとのこと。チェレットさん曰く、アルネイス種の特徴は苦みがあって酸がが少ないので、バランスを取るためにCO2を残して微発砲にしたり、残糖を残すようにしているそうです。確かに、アルネイス・ブランジェは、厚みがありながらも微発砲のおかげで爽やかさもあり、素直においしい満足度の高いワインになっていました。
パスタはホワイトアスパラとプロシュートのタリアテッレ。ここから赤ワインへ。皿が出るごとに笹島シェフが料理の説明をしてくださいましたが、これはワインに合わせて胡椒を多めにふったそうです。
セコンドは鴨。120度で40分加熱し、仕上げに炭火で皮目を香ばしく焼いたそうです。
赤ワインは4種類。最初に飲んだカベルネ、メルロ、シラー、ネッビオーロを混ぜた「モンソルド 2003」(下の画像には入っていません)は甘くて濃厚な果実味が特徴の新しいスタイルのワイン。これは旨みがたっぷりで単独で飲んでおいしいバー向きのワインだなと思いました。
その後に飲んだ「バルバレスコ アジイ 2001」は、程よい酸味が心地よく、タンニンが穏やかで、今飲むのに絶好でした。「バローロ ゾンケッラ 2003」は、果実味十分でタンニンもたっぷりですが出しゃばりすぎないエレガントさを感じました。最後に飲んだ良い年しか作らない「バローロ・ブリッコ・ロッケ・ブルナーテ 2003」は、強力なタンニンがありましたが、暑かったこの年の特徴が出た甘い果実の香りが親しみやすさを出していて、今でも十分に楽しめる状態でした。ちなみにこのワイン、家に帰ってイタリアソムリエ協会発行のワイン評価本ドゥエミラヴィーニ2008年版を見てみると、最高点の5グラッポリでした。
デザートはイチゴとキャラメルのジェラート。
やはり、バローロとバルバレスコは素晴らしいワインだと改めて感じました。値段は張りますがエレガントなワインであることに間違いはありません。少人数で生産者を囲んでお話を聞くことが出来て、価値ある時間が過ごせました。
食事の帰りに我が家の近所の神社に寄ると、梅が咲いていました。つぼみの方が多かったですが春を実感しました。
ところで、ワインバー・ロスコでは4月3日(木)と4日(金)にピエモンテ州フェアを行います。ピエモンテ州のワインをグラスでご提供します。普段高価でなかなか飲めないバローロもグラスでお出しするつもりです。詳しくはメールマガジンでご案内いたしますのでこちらのページで登録をお願いいたします。
今回のランチで通訳をしてくださった林茂さんの著書「最新基本イタリアワイン」は、イタリアワイン全般を理解するのに役立ちますよ。
最新基本イタリアワイン【増補改訂第3版】


















































