ワイン

2008年06月23日

6月ワイン会のご案内


京都のイタリアンワインバー「ロスコ」では、アルト・アディジェをテーマにワイン会を企画しましたのでふるってご参加下さい。

日時:6月28日(土)午後5:30より7:30まで
会場:ワインバー・ロスコ
会費:お一人様9000円(ワインと軽いお食事をご用意します)

tor_weine

6月に、オーストリアと国境を接しているイタリアの北の端、アルト・アディジェに行き、アロイス・ラゲーデル社を訪問しました。社長のアロイス・ラゲーデル氏が案内してくださったのですが、哲学者のような雰囲気をたたえた、おだやかな素晴らしい方で、彼が作るワインも魅力的なものでした。

アルト・アディジェは、イタリア有数の白ワインの産地だと思います。葡萄品種の名前を冠した単一品種のものが中心です。ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、ゲヴルツトラミナー、ソーヴィニヨンなどヴァラエティに富みます。赤ワインは、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのフランス品種や、この地域ならではの土着品種であるスキアーヴァやラグレインなどが栽培されています。

アロイス・ラゲーデル社では、以前から環境や生態系に優しい持続可能な葡萄栽培を実行しているそうです。醸造所でもソーラーパネルで必要な電力の60%をまかなっていたり、ポンプや機械を極力使わず重力だけで移動させる構造になっていたり、醸造所の壁が岩であるため、ヒーターやクーラーを使わなくてすむなど、無駄なエネルギーを使わない自然に配慮したワイナリーです。

今回のワイン会のラインナップは以下の通りです。

1) ALOIS LAGEDER Pino Bianco(ピノ・ビアンコ)06
2) ALOIS LAGEDER Pino Grigio(ピノ・グリージョ)06
3) ALOIS LAGEDER Lehenhof Sauvignon(レーヘンホフ・ソーヴィニヨン)05
4) ALOIS LAGEDER Lagrein Rose(ラグレイン・ロゼ)06
5) ALOIS LAGEDER Lagrein Rosso(ラグレイン・ロッソ)04
6) ALOIS LAGEDER Lindenburg Lagrein(リンデンブルグ・ラグレイン)03
7) TRAMIN(トラミン) Urban Lagrein (ウルバン・ラグレイン)02

はじめの3本は白ワインです。葡萄品種による個性の違いを感じながら味わいましょう。

1)ピノ・ビアンコ と 2)ピノ・グリージョ は、スタンダードなワイン。アルト・アディジェならではのフレッシュな酸味と、心地よいフルーツの香りが特徴のワインです。

3)はソーヴィニヨン・ブラン種でシングル・ヴィンヤードのワイン。品種に適した最上の畑で栽培した葡萄からできたワインなので、複雑な味わいが楽しめます。


白ワインのあとは、アルト・アディジェの土着の赤ワイン品種であるラグレイン種からできたワインが4本続きます。一般的にはあまり知られていない品種かとは思いますが、4本を続けてテイスティングすることで、アルト・アディジェにしかないラグレインという葡萄品種の理解を深めたいと思います。

4)はロゼです。しっかりした味わいの充実感あるロゼワインを楽しみましょう。

5)はスタンダードクラス、6)はアロイス・ラゲーデル社のフラッグシップワインで、特に条件の良い畑の葡萄を使い、フレンチオークの小樽で熟成させたワインです。7)のみ別の作り手のワインです。ヴィーニ・ディタリアという権威あるワイン評価本で最高評価のトレビッキエーリを獲得しています。同じ品種でありながら、作り手や畑、収穫年が違うとワインの味わいがどう異なるのか感じてみたいと思います。

先着順でお申し込みを受け付けます。参加ご希望の方は、ワインバーロスコ(075-211-8804)にお電話いただくか、grazie_arigatou@yahoo.co.jp 宛てにメールをお送りください。折り返し確認のメールをお送りします。当方より返信がない場合は正しく受付ができておりませんので、ワインバーロスコまでお電話いただきますようお願い致します。

尚、参加ご希望の方が定員に達しない場合は、当イベントの中止もしくは出展ワインを減少することがある旨、ご了承いただきますようお願い致します。




ワインバー・ロスコ
http://www.winebar-rothko.com/
京都市中京区六角通河原町東入ル山崎町236 六角ビル3階
電話:075-211-8804


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2008年04月11日

ブルゴーニュを堪能


今日は輸入元の試飲会に大阪まで行ってきました。会場はリッツカールトン大阪。テーマはブルゴーニュです。実はブルゴーニュのワインはかなり好きなんです。

会場が超高級ホテルということもあって、テイスティングに来ている人たちはほとんどがダークスーツ姿。カジュアルな格好で行った私は浮いていたかも知れません。イタリアワインの試飲会とは雰囲気が違って厳かな雰囲気でした。会場で会った高級ホテル勤めの知り合いが「休みを取って来ました」と言うほど充実した内容でした。

出品されていたワインは全部で49種類。希望小売価格1万円台、2万円台のワインも多数ありました。しかし、飲んでみると高いワインでも今飲んであまりおいしくないなというワインもあって、やっぱりワインは値段だけじゃ判断できないなと思いました。

敢えて作り手は書きませんが、シャンベルタンやシャンベルタンクロドベーズはタンニンしっかりで力強く、シャンボールミュジニーはエレガント。ヴォルネーは果実の甘味があって口当たり良かったし、ル・コルトンは高貴。モレサンドニは私好みでいい感じ。といった具合に、土地や作り手の個性がしっかりと出ていていい勉強になりました。

写真はリッツカールトン大阪のブティックでおみやげに買ったお菓子。おいしい。
シュー


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2008年04月10日

イタリアワインセミナーのご案内


私が所属しているイタリアソムリエ協会AIS JAPANがイタリアより講師を迎え勉強会を開催します。4月22日の京都会場には私も参加します。イタリアワインの理解を深める絶好の機会ですのでぜひご参加ください。セミナーの後には10種類ほどのワインがフリーテイスティング出来るのでお得だと思います。以下は主催者からの案内文です。


今回は「ワインの熟成」について取り上げます。
ワインというのはボトルの中でも更なる熟成を深め、私達が味わう瞬間を静かに待ち続けます。ワインの中では1年で立派に出来上がるワインもあれば、10年以上熟成させる事によって
更に美味しく味わう事の出来るワインもある。
そこで、今回はイタリアの醸造家グループ「Gruppo Matura」所属、イタリア全土、そして海外のワインを手掛けるフランチェスコ・バルトレッティ氏を向かえ、イタリアの作り手の立場から見た「ワインの熟成(飲み頃)」について勉強したいと思います。


日程:  大阪 ・・・ 4月21日(月) 15時〜16時45分 
      京都 ・・・ 4月22日(火) 15時〜16時45分

会場:  大阪 ・・・ 肥後橋センタービルB1階 
      京都 ・・・ イタリア文化会館(新町通り三条下ル)4階

講師:  Francesco Bartoletti(フランチェスコ・バルトレッティ)氏

通訳:  亀山絵美(イタリアソムリエ協会認定ソムリエ)

会費:  ¥3500


【セミナーアイテム】垂直テイスティング
Ioppa
Gemme  または Gattinara

Bacco a Petroio
Petroio Primo rosso igt Toscana


【フリーティイスティング】事情により変更になる場合があります

Palazzo Bandino
Nobile di Montepulciano Morone 2004 DOCG
Nobile di Montepulciano 2003 (verticale)
Rosso di Montepulciano 2005 DOC
Rosso di Montepulciano 2003 (verticale)
Chianti colli senesi 2006 DOCG

Donato Giangirolami
Regius 2007 bianco igt Lazio
Prodigo 2006 rosso igt Lazio
Prodigo 2004 per verticale

Bacco a Petroio
Chianti 2005 DOCG

Campo Rignano
CerroNero rosso igt Toscana 2005
Camporignano igt rosso Toscana 2006


お申し込み方法: FAX・お電話にて下記まで。

AIS JAPAN 関西支部(イタリア料理オピューム内)石垣迄
TEL 06-6447-1044  FAX 06-6447-1043


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もう一つ、おすすめのイベントのご紹介をします。

私の友人、高岡さんが主宰するヴィーテ・イタリアでは、5月10日(土)に神戸ワイナリーを訪問して、ぶどう畑での畑仕事&ワインテイスティングを行います。

私は何度かヴィーテ・イタリアの神戸ワイナリーイベントに参加していますが、貴重な体験ができて満足しています。カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネの葡萄畑で実際に葡萄の手入れをするのは楽しいものです。関西近郊でワイン作りの課程を体験できる絶好の機会です。イベントの詳細とお申し込み方法は、こちらのヴィーテ・イタリアHPをご覧ください。

ぶどう
この画像は、昨年8月に神戸ワイナリーを訪問したときに撮ったカベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄です。一粒つまみ食いしましたが、おいしかったですよ。



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2008年04月02日

ピエモンテフェア出展ワイン


ワインバー・ロスコでは、4月3日(木)より5日(土)までピエモンテフェアを行います。
バローロ


ご提供するグラスワインのご案内を致します。価格はグラス1杯のお値段です。


【4月3日(木)抜栓】

ブランジェ
・チェレット アルネイス・ブランジェ 2007  \1,300

ピエモンテ州を代表する白ワイン品種は、ガヴィに使われるコルテーゼと、このアルネイスです。チェレット社では、意図的に微発泡とさせることによって爽やかな飲み口を実現させています。しかもアロマティックで甘味と厚みもあり充実感があるワインです。


サンドローネ
・ルチアーノ・サンドローネ ドルチェット・ダルバ 2003 \1,200
・ペッケニーノ ドルチェット・ディ・ドリアーニ 2004 \1,400

ピエモンテ州で用いられる代表的な赤ワイン用の葡萄品種は、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットですが、まずドルチェットを比較してみましょう。他の品種と比較すると一般的に軽いワインが多いですが、ドリアーニのドルチェットは重厚でしっかりとしたボディを持っています。ペッケニーノはドリアーニで非常に評価の高い生産者で、以前より有機栽培で葡萄を栽培しているそうです。サンドローネはバローロの優秀な作り手です。生産者や土地の違いを感じてみましょう。


クレリコ
・ドメニコ・クレリコ バルベラ・ダルバ トレヴィーニェ 2002 \1,600
・ヴィエッティ バルベラ・ダスティ トレヴィーニェ 2002 \1,300

こちらは同じ2002年のワインの比較です。2002年のイタリアは、寒く雨が多く、悪いヴィンテージとされていますが、必ずしも悪い年だからといってワインがおいしくないというわけではありません。先日のランチで林茂さんがおっしゃっていましたが、このところ暑い気候が続いているので、本来の葡萄や土地が持っている個性がワインに表現されず、エレガントさに欠けるヴィンテージが多い中、2002年のような年は決して悪くはないというようなことをおっしゃっていました。悪い年ほど生産者の実力が出るともいいます。この優秀な二つの生産者がどういうワインを作っているのか注目しましょう。しかも6年が経ち、いい具合に飲み頃を迎えていると思います。

それと、もう一つ別の観点からも味わってください。バルベラ・ダルバというのは、アルバという地域で出来たバルベラ種を使ったワインという意味です。バルベラ・ダスティはアスティ地域で出来たバルベラ種のワインです。一般的にアスティの方が軽やかでエレガントなワインになると言われています。これらのワインは土地の個性を反映しているでしょうか。


バローロ
・ピオ・チェーザレ バローロ 2000 \2,300

イタリアを代表する重厚な赤ワインと言えばバローロが筆頭にあがるのではないでしょうか。以前この2000年ヴィンテージを飲んだとき、これはいいワインだと感激しました。びしっと酸が効いていて、たっぷりとしたタンニンがあり、じわーっと余韻が長く続きました。最近は果実の凝縮感がたっぷりの甘味が強いスタイルのものが増えていますが、このようなクラッシックなスタイルのバローロはやっぱりいいものだと思いました。



【4月4日(金)抜栓】

スピネッタ
・ラ・スピネッタ バルベラ・ダスティ カ・ディ・ピアン 2005 \1,600

非常に評価の高い作り手ですが、この生産者のバローロやバルバレスコは、凝縮感がすさまじく、濃厚な味わいで、私の好みではないなと思っていました。以前このカ・ディ・ピアンの2003ヴィンテージを飲んだ際も濃厚なワインで、上級のワインと同じようなスタイルだなと思っていたのですが、最近飲んだ2005年は印象が違っていました。2003よりも軽やかさがあり繊細さをより感じました。非常にバランスが良く、素直においしく飲めました。アスティの特徴のエレガントさが感じられると思います。


コンテルノ
・ジャコモ・コンテルノ ドルチェット・ダルバ 1999 \1,200
・ロベルト・ヴォエルッツィオ ドルチェット・ダルバ プリアヴィーノ 2004 \1,400

ジャコモ・コンテルノは長い伝統を持った偉大な作り手です。一方、ロヴェルト・ヴォエルツィオは、極端に収穫量を落として葡萄のエキス分を高めたり、熟成にバリックを使うなど新たな取り組みを貪欲に取り入れ、最近めきめきと国際的に評価が高まっている作り手です。本当はバローロで比較したいところですが、非常に高価ですので、手ごろな価格のドルチェット種でワインのスタイルがどう違うのか比較してみましょう。


バルバレスコ
・チェレット バルバレスコ アジイ 2001 \2,100

生産者と共に取った先日のランチでこれを飲んで素晴らしいワインだと思いました。優良な年ですので長熟に耐えられるワインなのですが、今飲んで十分においしかったです。きれいな酸があり、いい具合に甘味が感じられ、ふくらみがあります。ピエモンテ州を代表する高貴なワインであるバルバレスコを味わう喜びに浸れるワインです。


では、ご来店をお待ちしております。


ワインバー・ロスコの営業時間・アクセスについてはこちらをご覧ください
全席禁煙です。



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2008年03月28日

やはり、アマは素晴らしかった。


昨日はワインバー・ロスコのキャンティフェア初日でした。以下のワインを開けました。

・カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ 2000
・カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ 2003
・カーザ・エンマ キャンティ・クラシコ 2000
・フォントーディ キャンティ・クラシコ 2003
・メリーニ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ ラ・セルヴァネッラ 2003
ama


飲み比べるとそれぞれのワインの個性がよく分かります。カーサ・エンマ2000はフルーツ香が華やかで心地よい酸味があって軽やかなボディでチャーミング。かなり好みでした。フォントーディ2003は、みずみずしい果実味、程よいタンニンもあって飲み応えあり。メリーニのラ・セルヴァネッラ2003は甘い果実味といいバランスの酸とタンニン。この2本は暑い年であった2003年の特徴が良く出ていました。

カステッロ・ディ・アマの2本は、上記3本とは別格の風格がありました。やはり素晴らしいです。2003年は果実味が豊かで分かりやすいおいしさ。しかし、ちゃんときれいな酸があり、高いバランスを保っているのは素晴らしいと思いました。2000年はより繊細でノーブルな印象でした。年によるワインのキャラクターの違いがはっきりと確認できて良かったです。

全種類を飲んでくださったお客様が、キャンティのイメージが変わりましたとおっしゃってくださいました。こんなにエレガントで高貴なワインだとは思いませんでしたとお話しくださいました。キャンティは生産者によってスタイルが様々なので、あるひとつのキャンティ・クラシコを飲んでそれがキャンティ・クラシコ一般の味わいと思いこむのはもったいないことです。こうやって系統立てて同時に様々な生産者のものを飲む機会は重要ですね。

ところで、これら5種類のワインはまだ残っていますので、本日3月28日(金)も引き続きグラスでご提供します。昨日飲んだ時点では、翌日の方がおいしくなりそうだなという印象を持ちましたので、今日来ていただく方が高い満足をしていただけるでしょう。ただし、売り切れの際はご容赦ください。カステッロ・ディ・アマのワインは各1杯1600円、その他の3本は1杯各1200円でご提供しています。

今日は新たに4種類のワインを開けますので、開店時には9種類のキャンティクラシコがグラスで飲んでいただける状態になっています。ふるってご来店ください。この調子ですと、29日(土)にも多くの種類のキャンティ・クラシコを飲んでいただけそうです。


ワインバー・ロスコ
〒604−8032
京都市中京区六角通河原町東入ル山崎町236 六角ビル3階
電話: 075−211−8804
営業時間・アクセスについてはこちらをご覧ください
全席禁煙です。
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2008年03月17日

チェレットのワインと共にイル・ギオットーネでランチ


ピエモンテ州の優秀な作り手、チェレット社の栽培・醸造を担当しているアレッサンドロ・チェレットさんのお話を聞きながらイル・ギオットーネでランチをとってきました。通訳はイタリアワイン界の第一人者、林茂さん。僕の席はチェレットさんと林さんの真っ正面だったので、少々緊張しながらのスタートでした。
ギオットーネ

イル・ギオットーネは、東山の八坂の塔のすぐ横にあります。塔の敷地には、種類は分かりませんが、みかんの一種がたわわに実っていました。今日の京都はいい天気で暖か。気持ちいいです。
みかん

まずはスプマンテ「ベルナルディーナ ブリュット 1997」。通常の年はシャルドネとピノ・ネロの二つの葡萄を使いますが、この年は暑い年であったためピノ・ネロのみを使用しているとのこと。厚みがあってふくらみがある立派な味わいでした。白は、アルネイス・ブランジェ 2007と、アルバレイ 2004(リースリング100%)。
白

料理は今回のチェレットのワインに合わせて笹島シェフが考えた特別コース。この画像は2皿目の料理。サーモンのコンフィ、ウイキョウ、こがねみかんのサラダ仕立て。セロリやハーブのほろ苦さと、みかんの酸味がワインと寄り添います。
サーモン

なんとチェレット社はロエロ・アルネイスの畑の4分の1をも所有しているとのこと。チェレットさん曰く、アルネイス種の特徴は苦みがあって酸がが少ないので、バランスを取るためにCO2を残して微発砲にしたり、残糖を残すようにしているそうです。確かに、アルネイス・ブランジェは、厚みがありながらも微発砲のおかげで爽やかさもあり、素直においしい満足度の高いワインになっていました。

パスタはホワイトアスパラとプロシュートのタリアテッレ。ここから赤ワインへ。皿が出るごとに笹島シェフが料理の説明をしてくださいましたが、これはワインに合わせて胡椒を多めにふったそうです。
パスタ

セコンドは鴨。120度で40分加熱し、仕上げに炭火で皮目を香ばしく焼いたそうです。
鴨

赤ワインは4種類。最初に飲んだカベルネ、メルロ、シラー、ネッビオーロを混ぜた「モンソルド 2003」(下の画像には入っていません)は甘くて濃厚な果実味が特徴の新しいスタイルのワイン。これは旨みがたっぷりで単独で飲んでおいしいバー向きのワインだなと思いました。

その後に飲んだ「バルバレスコ アジイ 2001」は、程よい酸味が心地よく、タンニンが穏やかで、今飲むのに絶好でした。「バローロ ゾンケッラ 2003」は、果実味十分でタンニンもたっぷりですが出しゃばりすぎないエレガントさを感じました。最後に飲んだ良い年しか作らない「バローロ・ブリッコ・ロッケ・ブルナーテ 2003」は、強力なタンニンがありましたが、暑かったこの年の特徴が出た甘い果実の香りが親しみやすさを出していて、今でも十分に楽しめる状態でした。ちなみにこのワイン、家に帰ってイタリアソムリエ協会発行のワイン評価本ドゥエミラヴィーニ2008年版を見てみると、最高点の5グラッポリでした。
赤

デザートはイチゴとキャラメルのジェラート。
デザート

やはり、バローロとバルバレスコは素晴らしいワインだと改めて感じました。値段は張りますがエレガントなワインであることに間違いはありません。少人数で生産者を囲んでお話を聞くことが出来て、価値ある時間が過ごせました。

食事の帰りに我が家の近所の神社に寄ると、梅が咲いていました。つぼみの方が多かったですが春を実感しました。
梅

ところで、ワインバー・ロスコでは4月3日(木)と4日(金)にピエモンテ州フェアを行います。ピエモンテ州のワインをグラスでご提供します。普段高価でなかなか飲めないバローロもグラスでお出しするつもりです。詳しくはメールマガジンでご案内いたしますのでこちらのページで登録をお願いいたします。

今回のランチで通訳をしてくださった林茂さんの著書「最新基本イタリアワイン」は、イタリアワイン全般を理解するのに役立ちますよ。
最新基本イタリアワイン【増補改訂第3版】



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2007年11月10日

ル・ベルクールで素晴らしいワインと共に最高のディナー


京都の老舗のフレンチ、ル・ベルクールで幸せな食事をしてきました。
ベルクール

10年来の友人となるワイン好きの仲間が僕たちの結婚を祝ってくれました。今回は僕たちの結婚祝いということで、みんながワインを持ち寄ってくれて、素晴らしいワインをごちそうになりました。これまでも、このメンバーで、ここベルクールで素晴らしいワインと共に食事会をしてきましたが、今日も忘れ得ぬステキな会になりました。

どんなワインが持ち込まれているのか知らずにお店に行きましたが、まずドン・ペリニヨンの88年マグナム(レギュラーボトル2本分の量)が出てきてビックリ。
ドンペリ

泡がしっかりしていましたが、口に含むとふくよかでふわっとしています。複雑な熟成香がたまらなく幸せ。

最初の料理は、ラングスティーヌをスズキの薄切りで巻いたものにロックフォールとクルミのソース。シェフは茶目っ気たっぷりに生春巻きっておっしゃっていました。
春巻き

お次はオーストラリア産のアスパラガスとホタテのソテー。アスパラの驚くほどの太さ、そして味わいの深さに大満足。シャンパーニュともよく合います。
アスパラ

牡蠣とホウレンソウのグラタン。磯の香りとバターの香りが素敵。
かき

ここでクライデンヴァイスのグランクリュ、リースリング。久しぶりにアルザス・リースリングを飲みましたが、これは程よく熟成していて、優しい口当たりながらも奥行き深い味わい。
リースリング

蟹と蕪。今日はワイン持ち込み料込みで8400円のコース。ワインに合わせて料理を考えていただけるので、ワインにぴったりの料理が続々と出てきます。
かに

いよいよ赤ワインに突入。ブルゴーニュ最高峰の作り手デュジャックのモレサンドニ99です。いきなりムンムン来る香りに圧倒されました。はじめはバニラの甘い香りが強かったですが、時間と共に、酸味を伴った熟した赤い果実の香りに変化していきます。村名ワインとは思えないほどの充実した味わいはさすがデュジャック。
デュジャック

このピノノワールに合わせて出していただいたのが、キジのキャベツ包み。フォアグラが中心に入っています。ワインとぴったり。
きじ

最後は蝦夷鹿。歯ごたえしっかり、胡椒しっかりで濃厚な味わい。
しか

そしてワインはイタリアはトスカーナのワイン、カマルカンダ。しかもファーストヴィンテージの2000年という貴重なもの。I君が秘蔵のワインを持ってきてくれました。スパイスの香りがいっぱいの力強い味わいでした。
カマルカンダ

ベルクールはチーズが素晴らしいんです。多くの種類から妻が選んだのはブルーチーズ中心。
ブルー

僕はハード系のチーズを中心に、エポワスを入れていただきました。
ハード

ワインに合わせてぴったりの料理を提供していただける松井シェフの力量にはいつも感心します。そして素晴らしいワインの楽しさを分かち合える仲間と一緒に過ごせたことに感謝します。



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2007年11月08日

ガイア、希味、ポキート、幸せ!


京都を代表するワインショップワイングロッサリーで飲食店向け試飲会に行ってきました。
wg

今回は、イタリア最高峰の作り手、ガイア(GAJA)のワインです。素晴らしい名声を得ているガイアのワインが8種類並ぶ姿は壮観です。
gaja

こちらはイタリア北部ピエモンテ州で作られる最上級のワイン、バルバレスコとバローロ。
バルバレスコ

バルバレスコのエレガントさには参りました。今回飲んだのは2004年ヴィンテージ。抜栓直後から柔らかな口当たりで、おいしく飲めました。タンニンは十分ありますが、とげとげしさがなく、滑らかで繊細。名声に違わぬ実力を見せてくれました。

カマルカンダ
こちらはイタリア中部にあるトスカーナ州のボルゲリ地区で作られるワイン。左の3つがカマルカンダ(CA'MARCANDA)のワイナリーで作られるもの。資料によるとセパージュは次の通りです。プロミス(Promis)がメルロー55%、シラー35%、サンジョベーゼ10%。マガーリ(Magari)がメルロ50%、カベルネソーヴィニヨン25%、カベルネフラン25%。カマルカンダ(Camarcanda)がメルロ50%、カベルネソーヴィニヨン40%、カベルネフラン10%だそうです。そして一番奥のワインがピエヴェ・サンタ・レスティトゥータのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、レッニーナ(Rennina)です。

カマルカンダの3つのワインは、スーパートスカーナらしく、分かりやいおいしさ。果実味十分ですが、嫌みのない甘さのレベルが絶妙。一番安いプロミスは、(悪い意味ではなく)ごつごつした面があって力強く、コストパフォーマンスに優れていると思いました。上のクラスに行くに従って、繊細さや滑らかさが上質になっていきます。

一方、レッニーナは違ったスタイル。カマルカンダに比べるとクラッシクな感じ。酸味がしっかり出ていました。これはじっくりと時間をかけて飲みたいワインです。
レッニーナ


とにかく8種類全てのワインが素晴らしくおいしいものばかりで、何度もお代わりをして味を確かめました。最後はポキートのシェフ、廣岡さんと二人だけになったものの、じっくり飲んでいましたが、終了時間になり、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。

私がはじめるワインバーでも何種類かは置く予定ですのでご期待ください。


その後は、妻がフランスに留学していたときに仲良くなった友人が京都に来てくれたので3人で食事しました。妻推薦のお店、びすとろ希味(のぞみ)。京都市下京区東洞院仏光寺通り東南角。
のぞみ

一番安い税込2,625円のコースにしましたが、とにかく料理の種類が多くてびっくり。15種類は出てきました。その一部の画像を紹介します。
料理1

料理2

料理3

さらに、デザートも充実。右端のほうじ茶のアイスクリームは、こちらのスペシャリテとのこと。
デザート

食事の時に飲んだワインが、マンズワインのロゼスパークリング。ほのかに甘くて気持ちよく飲めました。しかもフルボトル2000円という安さ。
マンズ

妻の友人が素敵な方で楽しくお話しできたこともあり、満足いっぱいの食事になりました。


お腹も心も満たされたのですが、盛り上がった勢いでさらにもう一軒。

シェフとは昼間に会ったばかりですが、スペインのバルのムードいっぱいのポキートに向かいました。
ポキート

今日もカウンターはお客さんでいっぱいでしたが何とか滑り込めました。この日は若い女性が多かったです。スペインの生ハムの最高峰、ハモンイベリコを注文。
ハモン

まだ食事を取っていない友人一人を呼んだので、料理も次々注文。これはマグロのソテー。
マグロ

揚げ栗もおいしい。
栗

ムール貝と蕪のスパゲッティ。
ムール

途中、結婚パーティでお世話になったリストランテ美郷の店長さんがポキートにいらっしゃって、偶然隣の席になりました。縁を感じますねー。じっくり楽しくお話しが出来て大満足。

ポキートは料理がおいしいので、満腹であったのにもかかわらず、たくさん食べてしまいました。飲み過ぎてヘロヘロになりながらも、素晴らしい仲間とおいしい料理のおかげで幸せでした。


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2007年10月25日

セミナー講師デビューしました。


シニア向け高級レジデンス「チャーミング・スクウェア舞子」でワインのお話しをしてきました。

ここは、風光明媚な明石海峡大橋のたもとにあります。高級ホテルのような立派な建物です。
外

ロビーには贅沢な花が飾られていて、優雅な雰囲気です。
ロビー

入居者のために毎月イベントを行われているそうですが、今月はワイン試飲会がテーマで、講師として私を招いていただきました。館内は、ビリヤードやライブラリー、フィットネススタジオなど施設が充実していますが、このようなバーのスペースもあります。勉強会というよりはワインを楽しんでいただきたかったので、ちょうどいい会場でした。セッティングが完了して会が始まる直前の状態です。スタッフの方が生ハムやチーズなども用意してくださいました。
テーブル

今回はご高齢の方ばかりでしたので、大きな声でゆっくり明瞭に発音することを心がけました。そして何より、みなさま豊かな人生経験をされている方ですから、敬意の気持ちを持って行いました。
ボード

今回はイタリアワインばかり、白2種類、赤2種類、甘口1種類を飲んでいただきました。白は樽熟成しているものとしていないものの比較、赤は価格が3倍違うものの比較をテーマにしました。「私は安い方が好きやわー」とおっしゃった方がいらっしゃいましたが、まさにワインの味わいは個性豊かなので、値段にかかわらず自分の好みに合うワインを探していただきたいという思いが伝わって良かったです。

甘口は私自身大好きなワイン、ブライダ(Braida)社のブラケットダックイ(Brachetto d'Acqui)を飲んでいただきましたが、大変好評でした。甘口としては珍しい赤。そして微発砲です。お酒が苦手な方にも、ワイン好きの方にも満足していただけるいいワインだと思います。自然と笑みがこぼれますよ。
ブラケット

はじめは私が一方的にお話ししましたが、実際にワインを口にしていただくごとに場が和やかになり、参加者の中から自然と質問が出てきました。小さな空間でお互いが話しやすい雰囲気であったため、いただいた質問にお答えする形でお話しできたこと、そして、参加していただいた皆さんが本当に優しくて素敵な方でしたので、私自身もリラックスして会を進めることが出来ました。しかし、人生の大先輩から何度も「先生」と呼んでいただいたのは、面はゆかったですが。

会が終わる頃には、皆さん笑顔いっぱいで、心から楽しんでいただいていることが伝わってきて、時間が来て終了させるのが名残惜しくなりました。ワインは人の心を明るく和やかにさせる素晴らしいものだなと改めて感じました。そして、ご参加いただいた皆様の暖かさに感謝します。


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2007年09月21日

元リッツ・カールトン大阪トップ・ソムリエのお店、ワインサロン ミヤタケ


今年6月にオープンしたばかりの大阪・北新地にあるワインバーに4人で行ってきました。

お店の名前は「w:ne.salon.m:yatake//」。ワインサロン ミヤタケ と発音していいんでしょうか。リッツ・カールトン大阪でソムリエをされていた宮武隆さんのお店です。

お店の内装はシンプルで上質。カウンター席10席のみですが、ガラスで仕切られたワインセラーが大きな面積を占めています。

分厚いワインリスト。シルバーの表紙が高級感を醸し出しています。フランスワインが圧倒的に多いです。
リスト

プチトマトのコンポート。冷たくて、夏にはぴったりのつまみです。
トマト

チーズも注文。ボーフォール、ブリー・ド・モー、ブルー・デ・コース、エポワスの4種に、枝付きレーズンとイチヂクのパンがお皿に盛られています。チーズの熟成具合が絶妙で、非常においしかったです。
チーズ

この日、入荷したばかりというフランス産ジロール茸と日本の珍しいキノコ2種類のソテー。シンプルな調理法がキノコの持ち味を引き出しています。
きのこ

ワインは3本飲みました。どれも1本1万円未満。最初は、爽やかなロワールの白、ルイィ(Reuilly) 2004、生産者はクロード・ラフォン(Claude Lafond)。葡萄品種はソーヴィニヨン・ブランです。きれいな酸と、程よい厚みがいいバランスで大好評でした。

2本目は、キノコに合わせて勧めていただいたものから選んだプルミエ・コート・ド・ボルドーの赤、シャトー・ラガレット キュヴェ・シリュス(Ch. Lagarette Cuvee Cyrus) 2001。しめった土っぽい熟成香が出ていて、キノコといい相性です。
2hon


最後は、コート・デュ・ローヌ モン・クール 2004 ジャン・ルイ・シャーヴ・セレクション(Cotes-du-Rhone "Mon Coeur" J.L. Chave Selection)。ジャン・ルイ・シャーヴはローヌの非常に優秀な作り手ですが、ネゴシアンとしてプロデュースしたワイン。しっかりしたタンニンがありますが、なめらかで繊細なところに感銘しました。じっくり時間をかけて飲みたいワインです。
ローヌ

とても楽しく、充実した時間が過ごせました。何といっても、宮武さんの気さくな人柄のおかげです。彼は、根っからサーヴィスが好きなんだなと感じました。高いレベルのワインに関する知識と技能を持っていらっしゃる上に、人の気持ちを和ませることができる宮武さんのキャラクター、それに、細かいところまで神経の行き届いた、器やカトラリー、小物などのセンス良い選択、シンプルで落ち着いた内装、全てが高い次元でまとまっているいいお店だと思います。


w:ne.salon.m:yatake//
大阪市北区曽根崎新地1−6−4
日宝ラフォーレ北新地5階
06-6344-8180

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2007年09月11日

甲州ワインのテイスティング


相変わらず今もワインバー開店に向けて、物件をあたっていますが、まだ決定的に納得のいく物件には出会えていない状況です。また、物件探しと併行して、以前の日記にも書いた、起業家を応援する機関「産創館」「ドリームゲート」それぞれのアドバイザーの方に先週も面談をしていただいて貴重なアドバイスをいただいたり、宇治商工会議所の「創業塾」を受講もしています。じっくり物件を探しつつ、その間に経営の勉強をして、事業プランを練り込んでいくのもいいかなと思っています。

先週は、ワイン輸入元の試飲会に行ったり、某イタリアレストランでの閉店後のワイン勉強会に参加させていただいたりと、できるだけワインにも接点を持つようにしていますが、今日は日本のワインをテイスティングしてきました。

京都の妙心寺という意外性のある場所で、山梨県産のワインを味わいました。
門

12社の生産者から各2種類、合計24種類が出品されていました。テーマが京料理に合うワインということだったので、繊細な味わいのものを選んで出品されていたようです。
テイスティング

なかなかレベルが高く、味わい深いものが多かったのですが、私が特に気に入ったものは、アルプスワインのAWプラチナコレクション 甲州シュールリー2004とAWプラチナコレクション マスカット・ベリーA2005、スズラン酒造工業のシェーンブルガー2006、中央葡萄酒のキュヴェ三澤甲州プライベートリザーブ2006といったところです。葡萄品種「甲州」の出品が多かったんですが、生産者によってそれぞれ個性があっておもしろかったです。

会場では、素敵な庭を見ることが出来ました。日本のワインを味わうには絶好のロケーションでした。
庭

テイスティングの後は、菊乃井の村田吉弘さん、ソムリエの資格を持つ芸妓の尚鈴さん達によるワイン談義があり、楽しいお話が聞けました。特に村田さんは饒舌で、自分のご意見をズバリお話されるので、とてもおもしろかったです。たとえば、「ビールに合う日本料理はない」と言い切りました。ほとんどのお客さんがビールをまず注文されるけども「最初にあんなん飲まれたらかなわんな」と思いながらビールを出しているとおっしゃたのには笑ってしまいました。料理人の心情はこうなんですね。シャンパーニュは日本料理によく合うのに、先にビールが日本に入ってきて浸透したから、日本人はみんなビールを注文するんだと、ちょっと残念そうでした。さらに、世界で最もヘルシーな料理に合う飲みものとして、ピュアで繊細なワインを作ればいいのにとお話しされて、これからの日本のワインへの期待を表明されていました。
談義



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2006年11月25日

イタリアワインの見本市、VINITALY JAPAN


11月21日に東京に行ってきました。今回初めて神戸空港を利用しました。
神戸空港

神戸空港はコンパクトでいいですね。ポートライナーのホームから飛行機に乗るゲートまでの距離が短いです。しかも、webチェックインをあらかじめしていたので、さらにすいすいと飛行機に乗れました(僕はJALにマイル積算を集中しているので今回もJALを利用しました)。

webチェックインとは、事前に自分のパソコン(IC付きJALカードを持っていることが必要)やIC付き携帯電話からインターネットを通じてチェックイン手続きが出来るというもの。前日の22時以降に手続き可能です。今回初めてやってみましたが、実際にやってみるととても簡単。webチェックインをあらかじめしておくと空港では一切手続き不要。いきなりセキュリティチェックに行って、端末にICカードをタッチすると自分が乗る便と座席番号がプリントされます。その後、搭乗ゲートでICカードを改札機にタッチして飛行機に乗り込みます。空港での手続きに時間が取られないので、早くから空港に行く必要がなくなりました。コンパクトな神戸空港なら尚更そうです。便利になったものです。

さて、何をしに東京に行ったかというと、ヴィニタリー・ジャパン(vinitaly japan)を見るためです。

ヴィニタリーとは、毎年イタリアのヴェローナで開催されている大規模なワインの国際見本市です。僕は今年4月に初めて行きましたが、あまりの規模の大きさに圧倒されました。

そのヴィニタリーが世界ツアーをしています。日本では1日だけでしたが、中国の上海では11月23日から25日までの3日間開催されます。この差は、中国の市場の方が日本よりも有望ということの表れでしょうか。会場はホテル・ニューオータニでした。
vinitaly

日本のイタリアワイン界では大御所的存在である林茂さんのセミナーがありました。
セミナー

シチリアのワイン7種類のテイスティングセミナーです。残念ながら僕が申し込んだ時点で満席だったのでテイスティングをすることは出来ませんでしたが、後ろの方の席で話を聞くことが出来ました。

林さんと会うのは初めてでしたが、手際よくセミナーを進めている姿は魅力的でした。この場で初めてテイスティングするワインばかりとのことでしたが、ワインの色、香り、味わい、良く会う料理についてのコメントを短時間で的確にコメントされている様子に感心しました。最後はパンテレッリアの甘口ワインでしたが、「いいですね。口から出すのは惜しいですね(通常テイスティングでは飲み込まずに吐き出してしまいます)。お昼ですから飲んでしまっていいでしょう。」というような愛嬌あるコメントをまじめな表情でおっしゃるところがまた魅力的でした。それに、状態が良くないワインがあったんですが、「運搬中の熱の影響の為に状態が良くないんでしょう。香りにえぐみがあって評価は難しいです。このワインは本来はもっといいです。」ということをおっしゃっていたことも好感を持ちました。

試飲会場では真っ先にサッシカイアのブースに行きました。今回はできるだけ飲み込まずに吐くように心がけましたが、サッシカイアはしっかり飲みました。
サッシカイア

ヴィンテージは2002です。やはり軽い年ですね。エキス分もタンニンのレベルも低めで柔らかな味わいでした。早めに飲めるという意味ではいいかもしれませんが、定価が16,800円であることを考えると物足りないなと思いました。サッシカイアの作り手テヌータ・サングイドが作るワイン2種類も出品されていました。カベルネソ−ヴィニヨン・メルロー主体の「グイダベルト 2002」、サンジョベーゼベースの「レ・ディフェーゼ 2004」もテイスティングしましたが、なかなか良かったです。僕は後者が好みです。

女性の顔のラベルデザインが毎年変わる「LE PERGOLE TORTE」で有名なモンテヴェルティネ(MONTEVERTINE)のブースもありました。
モンテヴェルティネ

ル・ペルゴル・トルテは2001と2003がテイスティング出来て幸せ。2003は世界で初めての公開ではないかとおっしゃっていました。2003は果実の甘みが十分で親しみやすい味わい、2001は骨格がしっかりした重厚な味わいだと感じました。

そのほかいい経験になったのは、フランチャコルタのベッラヴィスタとカ・デル・ボスコ(今回は泡は飲まず、白をテイスティングしましたが、11,000円のTerre di Franciacorta Chardonnayは値段だけのことはある上質な味わい)、シチリアのドンナフガータとタスカ・ダルメリータなど。あと懇意にしていただいている神戸の輸入元「メイワ」の社長が応援に来ていたヴィッラ・ブルネスカ(Villa Brunesca)の誠実さが伝わってくる生産者と会えたのも良かったです。

それから、Velitti & Velitti社のブースで飲んだSOMMARIVAというブランドのプロセッコには驚きました。プロセッコの嫌な甘みがなくて酸がとてもきれい。
プロセッコ

早い時間は人も少なくて、まだ落ち着いて試飲していましたが、3時くらいから混雑して、じっくりワインに向かい合う雰囲気でなくなったのが残念。今回、イタリア人の生産者がたくさん来ていましたが、会場ではゆっくり話を聞きにくい状況であったのも惜しまれます。

会場では意外な人とばったり会ったり、久しぶりに仲間と再会できたりと、わざわざ出かけた甲斐がありました。



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イタリア料理「テゾーロ」のブログに10月のイタリア体験記を徐々にアップしていますので合わせてご覧ください。


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2006年07月28日

魅惑のイタリアツアー


イタリアでソムリエの資格を取り、ローマやサルデーニャのレストランで勤務経験のあるヴィーテ・イタリアの高岡さんが今年の10月にイタリアツアーを催行します。

シチリア編とピエモンテ編の2回が企画されていますが、僕はピエモンテ編に参加するつもりです。ツアーの詳細はこちらを見てください。

かなり魅力的でしょ。イタリア料理やワインが好きな方にはたまらないと思います。個人的には、ガンベロロッソ誌とスローフード協会が主催する「トレビッキエーリテイスティング」に期待しています。イタリアで最も影響力のあるガンベロロッソのワイン評価本はグラスの数でワインをランク付けしていますが、グラス3つが最高ランクです(3グラスのイタリア語がトレビッキエーリです)。最高レベルに評価された全てのワインをテイスティング出来るというんですから、たまらなくワクワクします。もちろんぶどう畑を見たり、直接生産者と話が出来ることも大きな魅力です。

高岡さんはイタリア語が堪能であり、しかも食とワインに造詣が深いので、最高のガイドです。個人旅行ではとても体験することが出来ない深いレベルのイタリアの魅力を味わう素晴らしい機会だなーと今からツアーを楽しみにしています。

ツアーの詳細、申し込みはヴィーテ・イタリアのホームページからどうぞ(ここをクリックするとジャンプします)


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2006年03月29日

神戸ワイナリーで接木(つぎき)を体験


3月21日にヴィーテ・イタリア主催のイベント「ぶどう畑へ!」に参加のため神戸ワイナリーに行ってきました。

昨年5月から始まったワイン作りの現場を訪ねるシリーズの7回目です。僕は5回目から参加し始めたので、神戸ワイナリーを訪れるのは3回目ですが、いつもスタッフの皆さんの志の高さと造詣の深さに感銘しています。

さて、今回は実際に接木の作業を体験させていただきました。これが根になる方のSO4という台木です。
台木


この枝を20センチくらいの長さに切って、先端に穂木をつなぎ合わせるのが接木という作業です。今回の穂木はメルローでした。

このマシンを使って台木と穂木をつなげます。足で押して引くと2本が見事にくっつきます。
マシン


先端には、湯煎で溶かした蝋を塗って保護します。
ろう


自分で接木した枝は、植木鉢に挿して持ち帰らせてくれたんですよ。ぜひ根付いてほしいものです。

さて、作業の後はテイスティングです。今回はタンクが並んでいる建物の入り口のそば、青空の下で行いました。

タンクから直接グラスに入れていただいたワインもありました。
タンク


僕が素晴らしいと思ったのがリースリングです。ほのかな甘みが心地いいです。一緒に行った料理人はフレッシュさが残っている2005年はカボチャのニョッキと合わすといいし、深みが増した2004年は甲殻類と合うんじゃないって言っていました。確かに納得。

同じ品種のヴィンテージの違いも比較しました。熟成による味わいの変化を実感できました。1年経つだけで全然味の深みが違うんですよ。神戸ワイナリーでは、しっかり瓶で熟成させて、いい状態になってから市場に出すとのこと。共感します。

ロゼや赤ワインも何種類もテイスティング。エレガントなワインを目指しているとのこと。最近はピノノワールも植え始めたそうですよ。ピノノワールの栽培に適する土地を選んでいるそうですが、神戸の風土でどんなワインができるか楽しみです。
ワイン


比較テイスティングしながら、醸造や栽培の担当の方とフランクに話ができたのがとても良かったです。具体的に数字をあげながら細かい作り方についてもお話を伺うことができました。ワイン作りって、ぶどうの栽培からですから、かなり長期的な仕事なんだなと、お話を聞いて再認識しました。みなさんロマンとヴィジョンを持っていらっしゃって、かっこいいなと思いました。

この日のことはヴィーテ・イタリアの高岡さんがこちらで詳細にレポートされているので、ぜひ読んでください。

次回の神戸ワイナリー訪問は5月13日です。ワイン好きなら満足すること間違いなし。お申し込みは
ヴィーテ・イタリアのホームページからどうぞ。



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2006年02月08日

フランス・ブルゴーニュの上質な作り手「ルイ・ジャド」


先週の土曜日に、大好きな京都のワインショップ「ワイングロッサリー」主催の食事会に行ってきました。

フランスはブルゴーニュの上質な作り手、ルイ・ジャド社から海外市場担当マネージャーのニコラ・ドゥーエ氏が来日されました。

実は、ニコラと通訳をしてくださった伊藤さんとは、2年前にフランスでお会いしています。

2004年の2月にワイングロッサリー主催のフランスのワイナリー巡りツアーに参加したんですが、それ以来の再会となりました。

このディナーについては、一緒にフランスを旅したPICARLEさんが詳しくレポートしてくださっているので、僕は改めて書きません。ぜひこちらのPICARLEさんのレポートをご覧ください。素敵な時間が過ごせました。

早いもので2年がたちましたが、フランスのワイナリー巡りツアーは楽しかったです。素晴らしい体験でした。空路リヨンに入って、ローヌ、ブルゴーニュ、シャンパーニュと北上していきました。今回はルイ・ジャドに訪問したときのことを書いてみます。

ボーヌの町はこぢんまりとしていい雰囲気でした。
ボーヌ2


これもボーヌ。チャーミングな町でとても魅力的。気に入りました。
ボーヌ1


そのボーヌにあるルイ・ジャドが所有する古いカーヴを特別に見せてもらうことができました。
広大なカーヴにはかなり古いワインが眠っていました。画像をクリックすると大きくなります。すごいでしょう。
カーヴ1


モンラッシェの1918なんてのもありました。
カーヴ2


醸造所は郊外にあります。巨大な空間にタンクがずらっと並んでいて圧巻でしたよ。
タンク


地下には樽でワインが熟成されています。ここも広大な空間。熟成途上のワインを5〜6種類、樽から飲ませていただきました。
樽


さらに、樽が保管されている空間の隣にあるテイスティングルームで、そこそこ古いものを中心に10種類以上テイスティングさせてもらいました。

その後、お昼ご飯です。オードブルは、レンズ豆と野菜のテリーヌ。
料理1


メインは仔羊でした。お皿にルイ・ジャドの紋章があります。料理はどれもおいしくってバクバク食べてました。
料理2


食事の時に出していただいたワインの一部です。これはボーヌ・プルミエクリュ。手書きのエチケットがいい感じでしょ。
ボーヌ


1982年のシャンベルタンも出してもらえました。幸せ!
シャンベルタン


うれしいことに樽工場も見学させてもらいました。ルイ・ジャド以外の会社のものも作っています。イタリアからも注文があるそうですよ。
木を切るところから完成まで一通りの流れ全てを見せていただきました。
樽工場1


こうやって、樽の内側に火を入れていくんですね。
樽工場2


火が通った後の状態。かなり黒くなっていますね。火の入れ加減はそれぞれの作り手から細かい注文があるようです。
樽工場3


自慢ついでです。ここはロマネコンティの畑。白い長方形のプレートに"ROMANE CONTI"って書いてあるんですがこの写真では見えないですね。でもまさにここがそうです。まわりも素晴らしいグランクリュだらけ。
ロマコン1


ロマネコンティの畑です。感動しましたよー。
ロマコン2



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2005年11月07日

イベント大成功!


今日は私が主催するイタリアソムリエ協会会長を迎えてのセミナーとディナーが行われました。

イタリア人一行がなかなか来てくれなくて、ろくに打ち合わせもしないままスタートしましたが、なんとかうまくまとまりました。

思わぬイタリアからのプレゼントもあって皆さんに満足していただけてほっとしました。今日のことは改めてClub AIS Japan Kansaiのブログに書こうと思います。

今回のイベントをするにあたっては多くの方にご協力いただきました。皆さんの助けなしには実現できませんでした。本当にありがとうございました! 感謝申し上げます。

会長

右が会長のテレンツィオ・メドリ氏、左が通訳と進行をお願いした高岡洋文氏です。


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2005年10月28日

業者向けの試飲会、ワイン関西に行ってきました。


招待状があれば入場無料。おもに酒販店さんや飲食店さん向けのワインの試飲会です。60社近くが出展していました。

ブースの前は人でいっぱい。日本のワイナリーも多く出展していました。
ワイン関西


その中で特に気に入ったのが、山梨マルスワイナリー。白・赤、合計10種類が出品されていました。今年のジャパン・ワイン・コンペティションで金賞を取っているワイナリーです。

赤も試飲したけど、僕には白の甲州が良かったです。甲州だけで6種類テイスティングできました。
甲州


銘柄によって個性が明確でした。全体的な印象は繊細で優雅。ほのかに甘みがあって心地いい味わいでした。
甲州1



あと、好印象だったのは、北陸コカ・コーラボトリングが扱っていたオーストラリアのアローフィールドワインズ(ARROWFIELD WINES)社のもの。

ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、シャルドネ、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンをテイスティングしましたが、どれも繊細な味わいで驚きました。ほどよい厚みがあって、突出した酸やタンニンがなくて、まろやかで、果実味たっぷりなので、誰にも好かれる味わいだと思います。

洋食のレストランだけじゃなくて、こういうのを今どきの居酒屋や創作和食系の店に置いたらいいと思うんですけどね。そういう店って、ワインの品揃えがなかったり、まずいのしか置いてなかったりしますから。値段も手頃でした。コストパフォーマンスはかなり高いです。


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2005年10月16日

11月に京都にいらっしゃるイタリアソムリエ協会会長

11月6日にイタリアソムリエ協会会長テレンツィオ・メドリ氏を囲んでセミナーと食事会を行いますが、(イベントの詳細はこちらをご覧ください)7月にイタリアで会長とお会いしたときの印象を、Club AIS Kansai のブログに書きましたのでご覧ください。こちらをクリックするとジャンプします。

11月6日のイベントは、参加者募集中ですので、ぜひ会長のお話を聞きに来てくださいね。


会長と初めてお会いした7月にチェルヴィアであった晩餐会の様子は、このブログのこちらに書いています。海のそばにある町なので、魚介類が最高においしかったですよ。


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2005年10月12日

12月はイタリアに行きましょう!


待望のヴィーテ・イタリア主催のツアーの詳細が発表されました。

こちらをご覧ください。あまりに魅力的なツアーです。

ピエモンテツアー2005には、こんなイベントが満載ですよ!!

  1.  北ピエモンテのゲンメ、ガッティナーラのワイナリー訪問
  2.  タレッジョ工房見学
  3.  トリノ市内、世界遺産サヴォイア王宮等観光
  4.  バローロ&バルバレスコワイナリー訪問
  5.  ドルチェット、バルベーラ、モスカートワイナリー訪問
  6.  ピエモンテチーズ、テイスティングセミナー
  7.  白トリュフディナー
  8.  アックイ・テルメで温泉浴
  9.  ガヴィ ワイナリー訪問
 10.  アグリトゥリズモで料理講習会
 11.  ミシュラン☆付きレストランで豪華ディナー

すごく濃い内容でしょ。

ワイン好き、イタリア好き、それに食いしん坊、みんな満足すること間違いなしのツアーです。

日程は12月3日から10日まで。

僕は絶対参加しますよ。

ぜひ一緒に行きましょう!

詳細な情報と申し込みは
ヴィーテ・イタリアのホームページ(ここをクリック)からどうぞ。

12月が楽しみ!!





それから、ヴィーテ・イタリアでは、11月13日(日)から11月20日(日)まで、大阪江坂のカフェ・レストラン「ジーラソーレ」で、イタリアワインミュージアムを開催します。

詳しくはこちらをご覧ください。

イタリアワインの新酒、ノヴェッロをたくさん集めてコンテストをしたり、チーズとワインの相性を学ぶセミナーがあったり、リュートの音楽会があったりと、盛りだくさんの内容です。

すごく楽しいイベントになること間違いなしです。ぜひ参加してみてください。





PS: 11月はニューヨークに行きます。今日webを通して航空券を購入しました。実はこの時期、飛行機代は年間を通じて一番安いです。

11月8日に出発して、11月18日に帰国します。世界最先端の飲食店事情を視察してきますね(実はたっぷり遊ぶんですけど)。このブログを通じて現地からレポートします!

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2005年09月15日

神戸ワイナリーの詳細レポート


先週訪問した神戸ワイナリーでの詳細なレポートが、ヴィーテ・イタリアのホームページにアップされました。

URLは、http://viteitalia.com/andiamoallavignaSettembre2005.htmです。こちらをクリックするとジャンプします。

前回、僕が書いた記事よりも、圧倒的に詳しくレポートされています。

ワインを作る課程を見ることは、ワイン好きにとって大いに楽しいことです。

それが、海外まで行かなくても、こんな身近で体験できるんですから、行かない手はないですよ。

ブログを見ていただいている皆さん、次回はぜひ一緒に行きましょう!

今のところ日程は未定ですが、決まり次第、このブログでも告知しますね。



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2005年09月12日

神戸ワイナリーで、カベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄を収穫

ヴィーテ・イタリアのイベントで神戸ワイナリーに行ってきました。

ヴィーテ・イタリアでは、5月からほぼ毎月、畑の様子を見学して、その後テイスティングをしながら醸造や栽培についてのお話を聞くイベントを開催していますが、僕は今回はじめて参加しました。

これまでの様子は、こちらにレポートされています。

ここが神戸ワイン城の入口です。すぐ隣に畑もあります。
入口


この日は10時集合。がんばって早起きして行ってきました。

午前中は、醸造の様子を見学しました。これは発酵タンクです。巨大なステンレス製。写真では見えにくいですが、タンクの表面に冷たい水を流して冷却しています。
タンク


新樽で発酵させているものもありました。特に良い葡萄を選りすぐってごく少量作っています。まだ樽に入れて1週間ほどだそうですが、この樽から直接グラスに注いでもらってテイスティングしました。発酵途中なので、味はほとんど葡萄ジュースです。すごくおいしかったです。凝縮感たっぷりでした。アルコール度数は3パーセントくらいだろうとのことでした。
たる


カベルネ・ソーヴィニヨンの畑です。1週間から10日後に収穫するそうです。シャルドネやメルローの収穫は終わっていました。神戸ワインのHPの中に「ワイナリー日記」があります。畑の様子が細かくレポートされていて面白いですよ。
畑


これらの木は、植えてから23年になるそうです。普通、食用葡萄は、棚があって葡萄の実は上からぶら下がっていますよね。神戸ワイナリーでは、ヨーロッパと同じ垣根仕立てで栽培しています。日本で初めてはじめたそうです。

僕たちは特別に葡萄を取らせてもらいました。今年は特に粒が小さいそうです。粒が小さいということは、水分が少なくて、皮や種の比率が多くなるので、いいワインが出来ます。
ふさ


食べてみましたが、食用葡萄と違って果肉は少ないです。糖度もたっぷりでおいしいです。酸味があるのが特徴です。

木によって味が違うのでいろいろ食べてくださいと言ってくださったので、いろんなところからつまんで食べました。同じ木でも、幹に近いところと先端についている房とは味が違うんですよ。

昼食は、神戸ワインを飲みながらバーベキューでした。かなり広くて、バーベキューの席はたくさんあります。にぎわっていました。景色も良かったです。

午後からは、醸造顧問の三田村先生とお話ししながらテイスティングです。

今年収穫した発酵途中のものを中心にかなりの種類を出してくださいました。
ボトル


まずは、2004年ヴィンテージのシャルドネで、樽を使ってないものと、新樽で2ヶ月熟成したもの。

今年収穫したシャルドネは3種類ありました。Cランクの畑でとれた葡萄のもの、Aランクの畑でとれたもの、Aランクの葡萄でスキンコンタクトをさせたものです。

畑によって葡萄の品質は異なります。葡萄の出来はワインの出来にリンクするので、葡萄にランクを付けてランクごとに醸造するんですね。ランクの違いははっきり分かりましたよ。Aランクのものが圧倒的にエキス分が濃くておいしいです。

その後リースリングとシャルドネを交配したという「しなのリースリング」とリースリングを試飲。これらは酸がしっかりしていました。甘口ワイン用とのことですが、甘口のものほど酸が十分にないと、甘ったるいだけのワインになってしまうそうです。

ここで、赤に移行。メルローの比較です。今年収穫した発酵途中のものがふたつ。並の畑のものとAランクのものです。あと、2004年ヴィンテージのメルロー100%で作った「みのり」という製品、2002年収穫のもの、2002年でマロラクティック発酵をよりしっかりしたものと続きました。とても貴重な体験です。

先生とのお話の中で、神戸ワインが目指しているワイン像の話題になりました。先生は、エレガントを目指しているとおっしゃいました。繊細で奥行き深いものを作りたいと。

そこで、その例として、ブルゴーニュのピノノワールまで飲ませていただきました。

一つのワインに一つのグラスを出していただいたので、テーブルはこんな状態になりました!
グラス


醸造に造詣の深い三田村先生、それに、栽培と醸造の担当の方々のお話が聞けました。みなさん、素晴らしい知識と経験はもちろん、ワイン作りに対する情熱と愛情を持ち合わせていらっしゃるプロだなあーと感じました。お会いできて良かったです。

今回はいいタイミングで訪問することが出来ました。収穫直前の葡萄が食べられたし、実際に動いている醸造行程を見ることが出来たんですから。

これから継続して訪問したいと思いました。次回の日程はまだ決まっていませんが、ヴィーテ・イタリアのホームページで告知されるので、チェックしてくださいね。メルマガも面白いですよ。

今回の訪問の詳細はこちらに詳しく高岡さんがレポートしていますので、ぜひ読んでください。



PS:帰り道に三宮でパンを買って帰りました。ブーランジュリー・コム・シノワです。神戸に行くと必ず買って帰るんです。そごうの南側に広くてきれいな店がありますが、この日は昔からあるこっちのショップに行きました。
コムシノワ



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